(写真:赤い青春18きっぷと青い夏空、鈍行列車。北海道、函館本線山線にて)
北海道に上陸して最初に迎えた朝、函館発長万部行きの始発鈍行列車で早速出発。
長万部に到着。
途中、大沼公園や噴火湾の美しい風景の中を走った筈なのだが、久し振りの駅寝の疲れか車内でも熟睡してしまい、気が付くと列車は終点に到着していた。残念。
ここ長万部で乗り換える小樽行き普通列車の出発は、約3時間後。
足止めを喰らってる間に、ちょっと温泉に入ってこようかな。
長万部駅の裏手には温泉街が広がっているのだ。
適応症に神経痛とあるから、鈍行の直角シートに乗り続ける青春18きっぷの旅の疲れを癒してくれるに違いない。
長万部温泉、
猛烈に塩辛い、海水を煮詰めたような、でも不思議とさっぱりしたお湯でした。
駅と温泉街を結ぶ跨線橋を渡ると、札幌行きディーゼル特急「スーパー北斗」号が猛然と通過していく。
最高速度時速130キロ、振り子式車体を備えた日本最強の気動車特急がエンジンの轟音と共に通過していく様子は胸がすくようで壮観だ。
「スーパー北斗」号は長万部で分岐する線路の右方向、噴火湾沿いに走る室蘭本線を経由して札幌へ向かうが、
今から乗り込む鈍行列車は左方向の函館本線へと向かい、山を越えて倶知安、そして小樽を目指す。
かつては日本最大最強の蒸気機関車C62が重連で挑んだ函館本線山越え区間、通称“山線”を難なく越えた鈍行ディーゼルカーは倶知安駅で小休止。
急行「ニセコ」号を率いる重装備のC62が一時停車して、釜の蒸気圧を限界値ギリギリまで焚き上げて峠越えの死闘に備えたという倶知安の駅前では、真夏の雪だるま君が出迎えてくれた。
倶知安から、宇宙飛行士の毛利衛さんの出身地である余市を経由して小樽へ。
ここから先、札幌を過ぎて一気に北上しようとしたのだが、札幌と旭川の間はL特急「スーパーカムイ」が30分おきに行き交う幹線区間であるにも関わらず普通列車の運転本数は極端に少なく、結局旭川駅に到着した時には既に22時を回っていた。
二晩続けてのステーション・ビバークはさすがにきついので、駅近くのインターネットカフェに飛び込んでナイトパック料金で沈没。
おつかれさまでした。
(つづく)
北海道に上陸して最初に迎えた朝、函館発長万部行きの始発鈍行列車で早速出発。
長万部に到着。
途中、大沼公園や噴火湾の美しい風景の中を走った筈なのだが、久し振りの駅寝の疲れか車内でも熟睡してしまい、気が付くと列車は終点に到着していた。残念。
ここ長万部で乗り換える小樽行き普通列車の出発は、約3時間後。
足止めを喰らってる間に、ちょっと温泉に入ってこようかな。
長万部駅の裏手には温泉街が広がっているのだ。
適応症に神経痛とあるから、鈍行の直角シートに乗り続ける青春18きっぷの旅の疲れを癒してくれるに違いない。
長万部温泉、
猛烈に塩辛い、海水を煮詰めたような、でも不思議とさっぱりしたお湯でした。
駅と温泉街を結ぶ跨線橋を渡ると、札幌行きディーゼル特急「スーパー北斗」号が猛然と通過していく。
最高速度時速130キロ、振り子式車体を備えた日本最強の気動車特急がエンジンの轟音と共に通過していく様子は胸がすくようで壮観だ。
「スーパー北斗」号は長万部で分岐する線路の右方向、噴火湾沿いに走る室蘭本線を経由して札幌へ向かうが、
今から乗り込む鈍行列車は左方向の函館本線へと向かい、山を越えて倶知安、そして小樽を目指す。
かつては日本最大最強の蒸気機関車C62が重連で挑んだ函館本線山越え区間、通称“山線”を難なく越えた鈍行ディーゼルカーは倶知安駅で小休止。
急行「ニセコ」号を率いる重装備のC62が一時停車して、釜の蒸気圧を限界値ギリギリまで焚き上げて峠越えの死闘に備えたという倶知安の駅前では、真夏の雪だるま君が出迎えてくれた。
倶知安から、宇宙飛行士の毛利衛さんの出身地である余市を経由して小樽へ。
ここから先、札幌を過ぎて一気に北上しようとしたのだが、札幌と旭川の間はL特急「スーパーカムイ」が30分おきに行き交う幹線区間であるにも関わらず普通列車の運転本数は極端に少なく、結局旭川駅に到着した時には既に22時を回っていた。
二晩続けてのステーション・ビバークはさすがにきついので、駅近くのインターネットカフェに飛び込んでナイトパック料金で沈没。
おつかれさまでした。
(つづく)