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日本惑星協会、活動休止の危機を回避

2009-11-30 | 宇宙
僕も会員のNPO法人日本惑星協会から会報「The Planetary Report」日本語版と2010年の宇宙カレンダーが送られてきたのですが、添付されていた書類にショッキングな記載が。
何と、日本惑星協会は今年10月の設立10周年を機に一旦、活動休止が考えられていたというのです。

日本惑星協会の運営はこれまで、現役を退職した方々を中心に行われていました。そのため、協会の実務担当の方々の高齢化が進み、後継者も見つからないために実務運営が困難になってきていたという事情があったそうです。
加えて昨今の経済悪化。企業協賛金の減少で財政難にもなってきていたとのこと。

しかし、幸いなことに協会の的川泰宣理事(有名な「YMコラム」の執筆もされています)から、的川先生の設立されたNPO法人「子ども・宇宙・未来の会」(KU-MA:クーマ)による活動協力の提案があり、それを受けて日本惑星協会はギリギリのところで息を吹き返すことができたそうです。

日本惑星協会は「宇宙こそこれからの人類にとって単なる憧れではなく、新しいフロンティアとして取り組むべき対象と考え、その探査開発が国際的視野から推進されるよう幅広く啓蒙、支援活動を行い、またそのための人材育成に協力し、あわせて宇宙の平和的利用に寄与するために設立されました。」(日本惑星協会ホームページ「設立の趣旨」より引用)
これまでに数々の活動を行ってきましたが、有名なところではミリオン・キャンペーン:星の王子さまに会いに行きませんかでしょう。
小惑星探査機「はやぶさ」に149ヶ国88万人の人々の名前を刻んだターゲットマーカを搭載、これは見事に小惑星イトカワ地表に到達。
このターゲットマーカはその後「はやぶさ」を人類史上初の小惑星タッチダウンに導きました。「はやぶさ」は88万人の星の王子さまたちの声に支えられて偉業を成し遂げたのです。

僕も88万人のなかの1人として、「はやぶさ」と共にイトカワヘと旅をしました。
また、その後日本惑星協会に入会して、ささやかながら協会の活動を応援してきました。

今後も日本惑星協会の厳しい運営状況は続くと思いますが、今まで我々日本人に宇宙の素晴らしさを伝えるために活動してきた日本惑星協会です、何とか活動を継続できればいいと思います。
また宇宙の好きな皆さんには是非、日本惑星協会への入会もお勧めします。