三木市企画財政課が問い合わせに対し総務省に説明した内容を入手しました。
犯人探しはしないでね!(←この意味、分かる人にはわかる)
①報道の直通バスは、民間事業者による路線バスのことである。(市が直接運営するものでも、運行委託を行うものでもなく、平成25年度中に経費が発生するものではないため、平成25年度当初予算には計上していない。)
②新病院は隣接市と構成する企業団で設置するので、病院が直接運営や運行委託が出来ないもの。
③参入してもらいたい旨を事業者(神姫バス)にお願いしているが、その中で、平成25年度の赤字額を平成26年度に補助金として支出する話が出ているが、現時点では未定であるとのこと。(新聞記事中「実績が固まった後の赤字補填となるので、13年度予算に計上されないと」する部分参照)
④このスキームは国交省の過疎バスの補助金と同じである。
⑤今後の話が煮詰まって、事業者との契約を交わすことになれば、法律に則って債務負担行為を設定する必要があると認識している。
⑥来年度の補助金創設を含めて協議しているので、この時点で議会に説明したものであり今後も理解を求めていく。
というものです。(下線は私が引きました。)
下記は以前のブログでお知らせした委員会や本会議でのやりとりです。多くの矛盾点が考えられます。
1.ブログタイトル:神姫バスに¥2億5000万円!どうしてもやるの?
3月24日記事では、本会議での議論
中尾)1便当たりの乗車人数が2名を割ると便数が減る?
井上) どの区間についても2人の乗車密度があることが一定の条件とさせていただきたい。
市長)平均乗車密度が減ってきた場合は補助事業で行っているので、仮に2人を満たないと言うことで運行しなくなった場合でも、赤字補填を行うという意味で三木市の補助経費というのは影響は出ない。部長答弁を訂正させて頂きたい。みっきいバスと同じやり方空けてみないと分からない。
井上)バス事業所の自主運行による赤字補填を計画している。補助金の交付要綱にしたがって予算に上げていきたいと思う。
中尾)25年度当初予算にはのっていない。
市長)バス事業所に対しての補助金については、実績が固まらないと出来ない3月31日確定でそこから補助金の交付申請が4月5月に行われ、市長として交付決定を行う。
2.ブログタイトル:¥2億5000万円の補助金!神姫バスは三木市と契約しなくていいの?
3月24日記事では、総務建設常任委員会での議論
大西)赤字バス運行補助金の内訳について
安)各路線毎に説明有り。(大まかに説明された部分→みっきぃバス5000万、路線バス8600万。事業報告書に掲載してあるように詳細に説明を求めた。
大西)補助金の対象期間は
安)H24年10月1日から25年9月30日まで。
大西)2億5000万円については、補助要項にのっとって出されるであろうと言うことで概算を出された数字か。
増)金額は概算に基づいて予算要求している。
大西)概算の根拠はバス会社からの見積もりによるのか。
増)前年度実績による。一部見積もりを貰うこともあるが、ほとんど前年度実績による。新規路線があればこの分が上乗せという形で予算要求する。
大西)バス運行するときにバス会社との契約はないか。
増)特に契約は無い。補助の要項を策定したり補助金手続きに基づいて補助の支出をする。
大西)山本部長に聞く。バス運行に関して契約行為は発生するのか。
山本)当然、補助による予算措置をしているので補助金申請をして交付定して補助して行くものなので、特に契約とかそういうことを結ぶと言うことはないと理解している。
大西)バス会社が補助金に関して何を担保としているのか理解出来ない。例年の実績報告書で「三木市とバス事業者とで運行契約に基づく経常損失相当額の補助を行ったと書いてあるが運行契約とは何か。
増) 契約というのか過去そういう表現で踏襲してきたのでその部分については誤解があったと思います。
大西)誤解の意味が分からない。もう一度説明を。
井上)多分補助金交付要綱はH13年かH14年位に制定していると思うが、その後所管も変わりますし、当然担当も変わったりして実績報告書に使う標記は契約という文言にすり替わったと考える。
大西) 実績報告書には対象路線や、期間を定めて神姫バス、神姫ゾーンバスと契約したと書いてあるが、実はここに記載のものは過去のもので運行契約というものはないという理解でいいか。
増)その通りです。
この間議論有り略しています。
北井)補助金に関しては契約行為を結ぶことはあり得ない。
この間議論有り略しています。
所管事項説明(直通バスについて資料説明)の後、
北井)特定の事業者(神姫バス)ある一定の確定の段階が持てた時点で協議を進めて行きたいと思う。一度はバクッとした見積もりは貰った経過はある。
大西)確定する段階とはどの段階のことか。
北井)ルート等の事業(事業費)が確定した段階。
大西)バス購入に関しては役所と神姫バスの間では口約束だけで終わるのか。
増)補助というのは後追いの形になるので、そこは紳士協定的な話になるのかなと思う。神姫バスとしては何らかのものを求めてくる可能性はあるとしても、我々としては今まで積み上げてきたものがある。議会でも補助金を認めて頂いて神姫バスに補助金を支払ってきた経緯もあるので、我々としてはそういう信義の上でいかしていただけないのかと考えている。
大西)紳士協定で神姫バスと三木市との間で今まで通りでいいと言うことだが、口約束でも契約になると思う。神姫バスから見積もりをとっていると言うことでバス一台当たりの見積もりもそうでしょうし運行に係る赤字に付いての見積もりもとられるでしょ。
増)当然ルート確定後は運賃収入の見込みも含めて見積もりは必要と考えている。
大西)見積もりを参考に要項をつくるのか。
北井)神姫バスからの見積もりは補助金の額を知るためには必要。後々に影響を及ぼすような話では無くどの様に運行するのかはする。
大西)経費が発生することで神姫バスから見積もりをとる。補助金確定の為に見積もりをとります。走らせるまでにとるのであれば補助金はその段階で確定すると考える。補助金の予算は暫定的にでも出せるでしょ。
増)それが示している¥2億5000万円です。
大西)市内公共交通を考えた時に債務負担はうたなければいけない。今までがどうかではなく、今からは先の経費も見越して債務負担はうたなければならないと思うが。
山本)法的にうたなければならないものはうちます。バスの補助については債務負担を設定していないのでうつ必要はないと考えている。従前からうつ必要がないものなので今後もうつ必要がないと考える。
大西)直通バスの補助金要項はつくるのか。
増)要項についてはルートや市民の意見等を聞いて固まった段階でと言うことになる。
大西)バスが走るまでに補助要項が出来ていると考えていいか。
増)はい。
大西)バス22台9ルート走る計画であるが市長発言であったように蓋をあけてみなければ分からないのにも関わらず¥2億5000万円もかけてしまうことを決定してしまっていいのかと思う。例えば試行としてバスをバスを購入してルートを変えながら課題などを拾っていくことは出来ないのか。
安)利用予測で200数名とっているので市民に迷惑をかけることになるので最初からこれだけの数字を上げている。
大西)利用予測ではなく、課題抽出が出来る方法としてバス1台か2台購入されて今やられている運行ルートを試行的に走らせる方法は出来ないのか。
北井)全体のことと言うことで病院のこと市民の年齢層のことを考えた場合に前向きに実施したい。
大西)出来ないということか。
北井)はい。
大西)¥2億5000万円の直通バスに関係して今年度議案で出るのか。
北井)今年度議案では出ないと思う。
事実を積み重ねた結果、契約の必要性についての説明だけでも役所の答え方が変わっているのがご理解頂けるかと思います。
事実を公表することにより、より良いご意見が頂けると考えています。
(ここまで言い切った役所でも、皆様から頂いたご意見から判断して前向きに検討した結果・・・・。と言うようなことも考えられるでしょうね。)