三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

市長の給与減額案に対する討論

2016年03月29日 | 議会

第33号議案についての討論を行いました。


この条例は昨年から継続している三木市の不祥事に対する問題での市長の責任の取り方を、

市長等の給与を減額するとして条例化しようとするものです。


しかし、先ほどの質疑でも露呈したように市長が真実をもって倫理審査会や賞罰審査委員会に臨んだかどうか疑義が残ります。

私からすると組織ぐるみで、故意に審査に臨んだと考えても過言ではないと考えます。


真実がないまま審査された結果には意味はありません。


意味がない結果に基づいて給与減額を提案されても根拠が無く判断できるものではありません。


市民に心から潔くお詫びをして、真実を基に再度、各審査会を開催して、市民に納得頂ける結果を出すべきだと考えます。


審査に値しない結果を可決すことは民意を無視することにつながると考えます。


また、最後に市長の責任を強く追及しなければなりませんが、賛同者が得れらない為、断念せざるを得ません。

(本会議では緊急に発言する場合は賛同者が1名は必要になりますが、残念ながら追求する為の賛同者は得ることが出来ませんでした。)


議員各位におかれましても、ご理解とご賛同を賜りますようにお願いして反対討論と致します。


 


新たな事実と非公開議事録ver2

2016年03月29日 | 議会

倫理審査会議事録が一番初めに神戸新聞の情報公開請求により公開され記事になった

当日に私も請求を行いましたが、結果として非公開とされました。


その件について、市長の給与減額条例に対する質疑の中で合わせて質疑を行いました。


下記は、板東議員の質疑の一部と私の質疑の要約です。


板東

非公開通知についての名前は倫理審査委員会の委員長名になっているが、それを、企画管理部長として判断されたが、その法的な根拠について聞く。

 

市長

情報の最終的な所有者は市民であると考えている。

市民の情報を預かりどのように対応していくかは市民から信託を得た市長にある。

事務局としての判断と言う事ですが、事務局が間違っているとは考えていない。法的な扱いが間違っているとは考えていない。

 

板東

委員の同意は必要だと思うが?

 

市長

委員の同意は必要だと思う。委員会の皆さんへ事務局として上がり説明してきっちり了解を得ることは必要な作業だと考えている。

 

板東

委員会と話をしているのか?また、これからなのか?

 

市長

委員長始め他の委員に迷惑をかけているのは謝らねばならない。

今後早急に、委員さん方とのそのような場を事務局として設けて行かなければならないと考える。

 

 

岩崎メール(秘書課のバカメール)について

市長

岩崎メールは想定問答である。

公務の遂行や市民生活になんの影響が出るのだろうか。こうも簡単に情報が出ることの方が、公務の遂行や市民生活に重要な影響を及ぼすと感じ背筋が寒くなるように思う。

倫理審査会の判断では、大学の先生、弁護士がいるにも関わらず、メールの問題に周知して150万円もの血税を投じた。本来処分されるべきでない職員まで対象とされた。これについては誰も問題にしていない。これは誤った判断で非常に疑問に感じる。

プロセスを得た中で合計260万円の血税を使って得た結論であり、いつまでもこれを引きずっているのではなく、今抱えている市民の課題解決に向かって取り組んでいかなければならないと考えている。

 

井上副市長

議事録の非公開を請求者によって差別しているのか?の質問に対しては、あくまでも請求者によって分けているものではありません。

時期的なもので非公開にすべき事情が発覚したので、非公開としている。

 

大西

8条の何項にあたるのか?

 

井上副市長

理由そのものが非公開としているので、この場ではひかえる。

 

大西

委員長名で非公開の通知を出しているが?

 

井上副市長

職員倫理審査会の事務局の長として、私の決定で委員長名で非公開とさせて頂いた。

これについては、委任決済の範疇で私の決済をやらせて頂いた。よって、市長名で出すべきではないかとの質問については、委員長名で私の決済で出したと言うものです。

委員長への報告等はさせて頂きたいと考えている。

 

大西

議事録の中で、公開・非公開を含め委員会で判断するとあるようだが?

 

井上副市長

議論はして頂いている。議事録の公開・非公開については、委員会に属する文書であると言う事で、公開・非公開の判断をしていくと言う事を議論した記憶がある。

それに基づいて第1回目は、その事情が発覚してなかったので公開したが発覚後は、非公開と言う事で事務局として判断した。

 

請求者によって態度を変え、明確な答えは持っていない。

最低限、役所が守らなければならない一線を越えた今、市民は何を信じればようのでしょうか?


 


新たな事実と非公開議事録ver1

2016年03月29日 | 議会

市長の不祥事問題による給与減額条例について追加提案がありましたので、最終日に質疑を行いました。

市長が公表していなかったメールの存在が明らかになったことから、

下記の内容を問いました。


追加されました第33号議案三木市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、質疑をさせて頂きます。

この度の、給与減額については昨年11月18日の市長を囲む部長会が発端となり、翌日には当時の理事兼企画管理部長が飲酒運転で逮捕されたことから明らかになりました。

その後の三木市の後手後手の対応が市民に不信感を抱かせたのは言うまでもありません。

今年の1月3日には、不祥事の経緯が広報三木別冊という形で発行され、1月6日には第1回目の職員倫理審査会が開催されましたが、

同月13日には新たな事実として井上副市長に対し、某新聞記者から秘書課から各部長に送信したとされる2次会の案内メールの存在が明らかになりました。

そのメールの中に利害関係者の名前も明記されていました。

先程までの三木市の対応も、さも隠蔽工作をしているようなお粗末な対応であり、市議会での対応や新聞報道等により世間を惑わせました

そのメールが次のものです。(議会で説明しています)

一部ですが、ご紹介します。

 

 

市長:メール送信を間違えたら大変だ。 秘書課のバカ が設定したままだ


 

 倫理審査会意見書では聞取り調査において、「メールが来ている事を認識していないと回答した部長、

メールを受信している事は認めながら、メールを開けていなかったと回答した部長、

メールが来ていたか覚えていない部長らがおり、本件2次会に利害関係者が参加する事を認識していた部長は皆無であったと、調査されています。

先程、紹介したメールにあったように市長が口裏合わせの指示をしたのでしょう。

 

しかし、紹介した28年1月15日のメールでの口裏合わせは成功したものの、

実際には27年11月11日と12日に秘書課と椿原理事部長と秘書課でメールの送受信が行われています。

 

ここでも新たな三木市の隠蔽体質が露呈するメールの存在が明らかになりました。

 

以上、ご紹介した数々のメールから今までにない事実が見つかりました。

 

つまり、1月3日の言い訳の広報別冊にも2次会案内メールの存在を市民に知らせることなく、隠していたのが、報道されたことにより隠しきれず公表されてしまいました。

 

他のメールは最後まで隠し通すつもりで倫理審査会➡賞罰審査委員会に臨んだと思われます。

 

そして、結果として事実を隠し通して其々の委員会の結論得ました。

 

 

しかし、残念ながら嘘で塗り固め、そして、事実を組織ぐるみで隠蔽して得た結果は、正当に評価するに足りないものです。

 

 

市長は賞罰審査委員会の意見具申を受けての記者会見「気の緩みがあったことを真摯に反省している。

市長に就任した10年前の初心、原点に立ち返り、確りと職務をこなして市民の信頼を回復したい」

述べられていますが、何だったんでしょう?

 

 

其々が別個のもので、繋がりが無く2次会メールを資料として審査されたものについては、真摯に反省されており、

し通していたものについては関係ないというお考えお持ちなのでしょうか?

 

そこでお聞きします。

① 始めにご紹介したメールは、市長が岩崎理事に個人のパソコン等で指示し、それを岩崎理事が自分の役所のパソコンに転送したものだと思われます。

どのような意図があってこの様な内容のものを作成されたのかお聞きします。➡

➡A:審査委員会に臨み、想定問答を作成することによって、スムーズに進めることが出来るのではと考え指示をだした。(市長)


想定問答に「秘書課のバカ」が必要でしょうか?

 

③ メールの内容確認とメールの削除について其々の部長に聞取りをされたのは井上副市長で間違いないか?

➡A:間違いない

 

次に3月4日記者発表資料では、

①  P13、(2)2次会メールについての①では理事が行った口頭・電話による連絡に加え、

北井副市長が念のためにということで秘書課員に作成方を依頼し部長へ昨年11月11日に送信とされています。

理事はメールでの連絡もとられていましたが、その事実は何故伏せられたのですか?

➡A(市長):メールの存在によって世論がすり替えられた。議論の本質が意図的、操作的とも捉えられるようすり替わってしまっている。

倫理審査会の委員もこの影響を受けられたのではないかと考えている。

6人の方が利害関係者との飲食にあたるかどうか問うていたが、利害関係者にあたるのかどうか個々の職員に対しての議論は

一切されていません。その議論はそっちのけで11人の職員等に対して、主としてメールの件についての事情徴収に時間を費やして、

150万円もの血税が投入されている。その結果2人の部長級は民間の方と利害関係にないにも関わらず、利害関係にあたると言った

誤った結論が出されてしまい、彼らの人権を結果として傷つけるものとなってしまった。

(答弁になっていません!)


 

② 部長等の中にはメールがあったことに気づいた者もいたが、理事から2次会の開催について聞いていたため、メールの詳細までは確認していない。

とされています。

実は先程紹介したメールで、詳細まで確認していないと言われていた部長がメールの返信をしている。

 

永尾からは、

1次会(できれば午後7時30分に退席)のみの参加とさせて頂きます。

又、別に、「椎木部長が1・2次会とも出席とメールがあり」

と私の知る限り2名の部長がメールで返信がされている。

お二人がが返信したことに間違いないかお聞きします。

➡A(永尾):しました。

➡A(椎木):たった今、大西議員に聞くまで返信した認識は持っていませんでした。返信したと言う記憶は全くない。

 

 

次は、市長直轄組織 秘書課が18日当日に高橋参与宛てに送信したメールがありました。

 

内容は、1次会、2次会共、時間と会場と参加者名です。そこには、利害関係者の名前も記入されています。

かなり詳細に作られたもので、タイトルは「事務連絡」となっています。このメールは誰の指示作成されたものでしょうか?

最後にお聞きします。

➡A(岩崎理事):誰の指示で作成されたものかは分からない。

 

 

虚偽若しくは事実を示すことなく行われた倫理審査会や賞罰審査委員会で得た

結果を持って其々の責任を判断することは出来ないと思うが、市長の考えをお聞きします。

再審査をするべきである。

➡A(市長):合計で260万円もの血税を使って得た結論であり、何時までもこれを引きずっているのではなく、今抱えている市民の課題解決に

向かって取り組んでいかなければならないと考えている。


情報セキュリティー強化を進めていくと答弁がありましたが、まず、自らが真実を語らなければ解決しませんし、この問題をセキュリティーの

問題にすり替えようとしていますが、全く自覚をしていないお粗末な組織だと思います。





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