議会答弁 以下 つづきです。
Q:校区割は次回の会議で決定をしますと言うことを仰っているんですけれども、校区割の全体像としては、どこの学校とどこの学校がどういうふうにひっつくと言う具体的な校区割をされる予定なんですか。
A:(奥村教育振興部長)学校と学校をどのように再編していくべきかと言うことを幾つかの案で示させて頂いて、次の総合教育会議に諮って頂きたいと思っています。
Q:そうすると、三木市の全体的な校区割が案として出来ると思うんですけれども、それをどのスケジュールで市民の皆さんにご検討願うとか協議して頂くとかと言うスケジュールはどのように考えているのでしょうか。
A: (奥村教育振興部長)総合教育会議に諮らせて頂いた後に私どものほうで各地域に出かけていかせて頂いてご説明をさせて頂こうと思っています。年が変わるかも知れませんけれども、1月以降に実施させて頂こうと思っています。
Q:各地域と言うことは、市内全域という理解で宜しいですか。地域も含めてPTAも説明される予定ですか。
A: (奥村教育振興部長)各地域10地区の住民の皆様並びにPTAの皆さんに対しましても説明をしていきたいと思っております。
Q:十分に説明をして頂いて、もし賛成の声が出るんであれば進めればいいのではないかと思います。広報11月号で広報されていますので、1月早々になるか2月早々になるのか分かりませんけれども、広報三木での周知も考えておられると言う理解で宜しいでしょうか。
A: (奥村教育振興部長)市の広報への掲載につきましては検討させて頂きたいと思っています。
Q:市民の皆さんも、この度の学校再編について、かなり混乱されているかと思うんです。
喫緊の課題である、志染・星陽の中学校、吉川の4小学校については、喫緊の課題として進めていきますと言う話だと思います。
もう一つは、三木市全体の学校再編についての方向性を考えていきますと言うことですけれども、僕はそれぞれ別個に考えて頂きたいと思います。
三木市全体のと言うことを考えるのも必要かも知れませんけれども、例えば義務教育学校にすると、成果もなにも分からない状態、情報が無いので市民の皆様からすると、それがどんなものか分からない、何なのか分からない状態でありますし、実際に実践校がそれで成功しているのかどうなのか、分からないと思います。
アンケートをすると、失敗したと書く人はなかなかいないと思うので、そういうところは慎重に進めて頂きたいと思うので、僕は三木市の全体像でなく三木市が考える方向性はいいと思います。
全体像で無く、先程らいの話を聞いていると、例えば志染中がある中学校と統合しますよとなった時に、じゃあ、三木市の全体像が小中一貫でいくとなったとしたら、志染中学校はその行先の中学校の地域の小学校(志染小の統合先)へ行くと言う理解になると思うんですけれども。
中学校についてはするけれども、小学校の是非については、もう一度議論しましょうよと言う方向性でいいと思うんですけれども、その方向性でいいでしょうか。
A:(西本教育長)我々が全体像と言っているものをお示しすることによって、非常に市民の方が混乱されている。どっちがどっちか分からない、スケジューリングも分かりにくいと。
私も地域に入らせて頂いてよく感じています。
その中でまずは、喫緊の課題ということを進めていく。将来像についても、一定の方向性は私は必要かと思っておりますので、それはそれとして、ある程度分けて考えていかないと市民の方も混乱されるのではないかと感じております。
それと、大西議員ご指摘の小学校と中学校の関係が私には理解しにくかったんですけれども、当然方向性として小中一貫・義務教育学校の方向性がオッケーとある程度認められるとなれば、中学校の統合先によって小学校も検討していかねばならない課題になろうかと思います。
私見)小中一貫や義務教育学校の是非についての議論が行われないまま再編の議論が突如として提案された事に対しての丁寧な説明が欠けています。
Q:そこが市民と違うところで、小中一貫の方向性がオッケーであればと言うことですが、小中一貫がいいかどうか進められていないなかで、中学校の統廃合が進められるんですね。
先に中学校が決められてしまうと、小学校の統廃合もオッケーになった時には、そっちの地域に行ってしまうんじゃないのと言う危機感が地域にはあるんですよ。
そう言うこともよく聞きますので、そのあたりも慎重に進めていって頂きたいと思うのと、市民に勘違いのないように理解して頂きたいので、こう言うお話をしていますが、ご理解頂きました。
A:(仲田市長)総合教育会議の座長と言う立場で少しお話をさせていただければと思います。まず、6月の総合教育会議では仮に星陽中学校区と吉川中学校区が仮に一緒になるのであれば、一般的に吉川中学校に統合されると言うイメージをお持ちの方が多いのではないか。
と言うような思い、そう言う意見が会議であったように記憶しています。
その中で、先程お話で出ましたように、そこだけでなく仮にですけれども ①中間と言うこともありうると言うイメージしやすい、今の決まった学校でそこに行くんじゃないよ、新しい学校もあると言う一例でそういう議論になったと記憶しております。
それと、②6月の総合教育会議の意見の後、地域部会また有識者会議で意見交換がされたわけです。
それを受けて、11月末に総合教育会議がありました。私もその日の座長を務めさせて頂いた訳でありますが、そこで先程らいありますように、市民の方に分かりやすいようにと言うような議論を心掛けさせて頂きました。そこで、教育委員の皆様から色んな意見を頂きまして、まずは志染中、星陽中、これは何らかの形で統合するべきで、吉川町の4小学校についても統合するべきと言うような方向性を示させて頂きました。
ただしかしながら先程、地域部会や保護者の方からも色んな通学への不安や課題、例えば再編の進め方が早いだとか検討する際の情報が少ないであるとか、合流するまでにもっと時間がいるだろうとか。沢山の意見を頂いていますので、11月の総合教育会議ではそうした議題を全て教育委員会のほうでまとまて、それをきちっと地域の方にまとめて、頂いている課題について回答させて頂いた上で進めていくというやり方を11月の総合教育会議でさせて頂きました。
繰り返しになりますが、志染中、星陽中そして吉川の4小学校が総合教育会議では統合すると言う方向、ただ、志染についても統合先、自由、緑、選択制というのもあります。
星陽につきましても先程らい議論にありましたように、三木方面であったり吉川方面、いろんなご意見がありますので、それも地域のほうで色々と議論頂きたい。
また、教育委員会ほうでも一緒になって議論して頂きたいと思っています。
私見)上記文中、
①中間と言うこともありうると言うイメージしやすい、今の決まった学校でそこに行くんじゃないよ、新しい学校もあると言う一例で → 吉川・星陽に限ったことではなしに他の学校についてもあり得る事ですが、特定の学校に限って市長・教育長が発言している事に恣意的なものを感じます。
基本的に小中一貫校や義務教育学校として再編する場合は、新校舎建設が必要になると担当者から説明を受けています。その議論で進めるならば、全て新設になります。
再編に伴い、何度も子ども達が移転に伴う負担を負うことは避けたいと以前に発言していましたが、その説明や議論が行われていません。( 今、既存校へ統合 → 小中一貫校や義務教育学校へ進むと → 新たな学校建設 → 建設場所(移転場所問題) → 財政問題や地域間での移転問題へ発展 )
②6月の総合教育会議の意見の後、地域部会また有識者会議で意見交換がされたわけです。
→ 吉川・星陽の中間地点での建設については、西本教育長の答弁にあったように市長・教育長の提案をお知らせしていないので、意見交換はされていません。
つづく
6月に総合教育会議で方向性が示されてから、これまで市民の多くの時間と労力を使い議論されましたが、私は一向に進展していないと思います。
これまでの議論は役所が慎重に検討を進めていれば、市民の貴重な時間を使わずに済んだものがあるように思います。
そもそもが見切り発車だったことを大いに反省、検証し、25日に開催される総合教育会議に活かして頂きたいと考えます。