三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

「歴史・美術の杜」構想の進捗

2011年10月23日 | 議会

 

先日、政策に関する意見交換会で「歴史・美術の杜」構想の進捗等についてという資料が当日会議の中で配付されました。


概要は、昨年から議論され議会でも図書館移転に対する関連経費、今までに

 合計1500万円が議決されました。

教育センターへの移転しか考えられないとの教育長も答弁されていましたが、多くの反対意見などがあり2度目のアンケートを採るなどして検討した結果、図書館を教育センターから他の3候補地に変更して検討を進めると言うものです。

 

資料1:構想の概要

2度目のアンケートの時点では合計78千万円であるのに対し今回資料は新築など変更点があり、10億円に。

     上記に関しては昨年より提案説明があったときから総事業費の提出を求めていましたが、2度目のアンケートの説明時に初めて提示

 

概算総事業費で金額の多少の変更はありますが、歴史資料館は現在の図書館を活用は当初から変更無し。(歴史資料館は当初、歴史博物館-11千万円として計画)

主な事業例から見られるように観光事業を見込んでかと思われます。

しかし、図書館を歴史資料館に改装費等5千万円かけて耐久年数20程度)が過ぎれば、その後は文化財指定エリア以外へ移転。

観光事業をして費用対効果があるのかどうか、設置場所も含めて議論の必要です。

 

資料4:

(1)教育センターへの移転

昨年から私たちが議会で訴えてきたことである。

 

(2)図書館の整備方針

教育行政のずさんな計画の為、方向転換。

 

(3)¥500万円の使途について

当局が提案した内容とはかけ離れた使い道。

(議案では教育センターの構造検討委託料)

 

(4)図書館の移転場所

案1、案2、案3について総合計画に基づいているのか不明。説明無し。

 

資料5:病院の跡地活用

活用案①、昨年、跡地活用検討委員会が示した案とは全く違った内容であり、跡地活用案について9月議会の常任委員会で説明はありませんでした。

病院跡地について図書館の移転先については、今回の資料での提示は理解出来るが、何もかも同じ資料の中での提案には意図的なものを感じる。

損益についても積算が不明

 

資料6:病院の経営健全化の推移

この資料「歴史・美術の杜」構想の進捗等についての資料で添付する明確な意図が不明。

 

参考資料2:成長戦略の展開により見込まれる基金積み立て額(想定)

「歴史・美術の杜」構想の進捗等についての資料で添付する明確な意図が不明。

基金の創出の意図や金額について積算根拠が不明。

 

今回、教育センターへの図書館の移転は回避されましたが、資料の中で提示された

下記の箇所


①一貫して歴史資料館に現図書館を活用すると言う理由。

②3候補地について、総合計画などの計画の変更をどう考えるのか。

③市民病院の跡地活用についての是非。

④基金の創出についての根拠。

等について今後、議論していく課題の一つだと思います。

又、皆様に説明責任が果たせるようにこれからも取り組んでいきたいと考えています。

行政の持つ情報操作が露呈された資料のように感じました。

一度、ご覧下さい。

 


 


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