宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

手作り味噌にチャレンジ

2025年03月12日 17時56分02秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 昔は自分の家で作ることが日常だった味噌ですが、発酵文化が根付く大崎地域でも手作り味噌を見ることは少なくなりました。大崎市内で自家栽培の大豆と米を使った味噌を製造販売し、味噌づくりのワークショップも行う坂井農産の坂井悦子さんは、地域の方々や子供たちを対象に、冬期間味噌づくりの指導に当たっています。

 令和7年3月3日、大崎市鳴子温泉の鬼首地区公民館で市民向けの手作り味噌講座が開かれました。今年で12回目となる味噌づくり講座は、公民館主催の行事で、毎年楽しみにしている参加者が多く、ベテランから今年初めてという初心者まで男女27名が参加しました。

 あらかじめ蒸した大豆を丁寧につぶし、つぶした大豆と麹と塩をしっかり混ぜ合わせる作業は体力が必要ですが、参加者は疲れも見せず楽しそうに作業を行っていました。混ぜ合わせた後は、各自味噌樽に移し持ち帰りました。2か月後、5か月後に手入れをして、およそ10か月後に食べられるようになります。

 普及センターでは、これからも農村女性の活動を支援してまいります。

 

 大豆は足で踏みつぶします

 大豆と麹はしっかりと混ぜ合わせるのがコツです

 空気を抜いて樽に詰めます

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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令和6年度大崎地域の農業法人等の事業承継を考える研修会

2025年03月12日 10時25分56秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

令和7年3月28日、事業承継を検討している大崎地域の農業法人等を対象に「令和6年度大崎地域の農業法人等の事業承継を考える研修会」を開催しました。

全国的に生産年齢人口の減少が問題となる中で、農業の担い手確保はさらに深刻で重要な課題です。そこで、地域外から後継者を育成・確保し、事業承継に取り組んだ農業法人の事例を学ぶことで、地域農業の維持と発展の一助とすることを目的に開催しました。

 先進事例として、角田市の株式会社舘島田Dero大泉代表取締役と小野相談役から、農事組合法人から株式会社に組織変更することで、担い手確保と地域農業の維持を図った経緯と具体的な手続きなどについて紹介していただきました。

 出席した法人等からは、それぞれが抱える問題や、担い手の確保方法など、踏み込んだ質問や意見交換が行われました。大泉代表取締役や小野相談役からは、地域での話し合いを早期に始めることが重要であると力強いアドバイスがありました。さらに、研修会終了後は、連絡先を交換する姿も見られ、今後の交流にも繋がった有意義な研修会となりました。

 普及センターでは、引き続き、地域農業の維持発展のため、農業法人等の課題解決を支援していきます。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術第一班

 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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