宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ねぎ産地情報交換会を開催しました

2018年02月16日 17時45分57秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
宮城県内のねぎの生産面積は、業務用需要の伸びを反映して近年増加しており、新たに大規模に生産に取り組む農業法人等も現れています。
 今回は、沿岸の復旧農地等でねぎ生産に取り組む農業法人の現場を視察し、生産者間で栽培方法について情報交換を行うことを目的に、平成30年2月6日に「ねぎ産地情報交換会」を開催しました。県内各地のねぎ生産者含め約120名の参加がありました。
 午前の部は、山元町の大規模園芸法人 株式会社やまもとファームみらい野で調製施設や定植機などの関連農業機械を視察しました。午後の部では、仙台市で水稲と園芸に取り組む農事組合法人井土生産組合で出荷・調製施設、低温貯蔵施設およびねぎの栽培ほ場を視察しました。その後、JA仙台六郷支店の研修室に会場を移し、視察した2法人のねぎの取り組みや栽培における課題・今後の目標などを紹介したのち、参加者から課題解決に向けたアドバイス、試験場から品種選定のポイントと土づくりに関する情報提供がありました。
 今後さらなる園芸振興を推進していくことを参加者と共有することができました。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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東北農政局の表彰事業で井土生産組合が表彰されました!

2018年01月05日 11時38分47秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
                                     (中央が農事組合法人井土生産組合鈴木保則組合長)

東北農政局土地改良事業地区営農推進功労者に,農事組合法人井土生産組合が選ばれました。これは,土地改良事業を契機として,安定した営農の定着に向けて創意工夫を凝らした生産・販売に取り組む団体等に対し贈られるもので,12月20日に東北農政局にて,表彰式が執り行われました。
 組合では,仙台東部でいち早く区画整理に着手するとともに,水稲の省力化技術を積極的に導入し,労働力を立ちねぎなどの園芸作物に集中させて安定生産,品質向上に努めています。また,井土地区のコミュニティ再生の場として,収穫祭や「井土ねぎまつり」を開催しています。このような取り組みが評価され,今回の受賞となりました。
 おめでとうございます!

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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第3回仙台井土ねぎまつりが開催されました。

2017年12月14日 08時37分47秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
 仙台市若林区の井土地区で,震災後に立ち上がった農事組合法人井土生産組合が,復興支援への感謝の気持ちを込めて,「仙台井土ねぎまつり」を開催しています。3回目となる今年は,天候にも恵まれて青空が広がり,約2,000名が来場しました。目玉イベントの1つであるねぎの収穫・詰め放題には約1,500名が参加し,自分で抜き取ったねぎを袋いっぱいに詰めて持ち帰っていました。子供連れの家族も多く,とても賑わっていました。
 普及センターでは,プロジェクト課題として平成27年度からこの取組を支援してきました。組合が人の集まる井土地区のコミュニティーの核となり,「仙台井土ねぎまつり」が地区の復興を盛り上げていくイベントの一つとして,今後も続いていくことを期待しています。

  

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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ICT利活用現地指導会が井土生産組合で開催されました

2017年12月13日 13時45分42秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
東日本大震災の津波被災地域で復興に取り組む(農)井土生産組合では,復旧した約100haの農地をフル活用し,大規模土地利用型経営に挑戦しています。当組合では,ほ場を効率的に管理する必要があることから,県の大規模経営体育成支援事業を活用し,ICTシステムによる「農業の見える化」の実践により経営の効率化に取り組んでいます。
 平成29年11月24日,(農)井土生産組合を会場に,ICTシステムの開発者である富士通(株)から講師を招き,県内で同様のシステムを活用している農業法人を対象とした現地指導会が開催されました。指導会では,各法人の活用状況や各々課題等の発表があり,今後の改善に向けた積極的な意見がなされ,参加した農業法人にとって有意義な情報交換となりました。
 また,(農)井土生産組合ではグローバルGAPの認証を取得しており,「ICTシステムを活用して生産工程の管理に努めたい」と積極的に取り組む発言がありました。

   

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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ねぎの緑肥施用に関する現地検討会を開催しました。

2017年08月31日 16時33分05秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 

 気仙沼地域では,農地復旧工事が行われたほ場でねぎが栽培されていますが,用いられた客土は有機質に乏しく,土壌の物理性と化学性の両面で大きな問題を抱えています。そこで,普及センターでは,緑肥すき込みによる土壌環境改善を目的とする実証ほを設置し,緑肥の導入拡大を図るために8月10日に現地検討会を開催しました。

 現地検討会では,雪印種苗株式会社の越智氏から「ねぎの作型に合った緑肥の選定と施用方法」,農業・園芸総合研究所の瀧主任研究員から「緑肥作物及びねぎの施肥技術に関する試験研究成果」について説明を受けた後,緑肥施用実証ほに移動し,普及センターから緑肥の生育状況について説明を行いました。

 実証ほの緑肥は9月にすき込みを行った後に土中で1ヵ月程度腐熟させ,土壌三相分布や土壌硬度等の調査を行います。今後,調査結果をもとに緑肥施用効果を検証し,生産者へ情報提供を行い導入拡大を図っていいく予定です。

 


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平成29年度第1回石巻地域普及活動検討会を開催しました

2017年08月21日 11時36分02秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 普及活動の方法や内容など,今後の普及活動の効率化と効果的な方法を探るため,外部検討委員7名を招き「平成29年度第1回石巻地域普及活動検討会」を8月10日に開催しました。
 本年度は,東日本大震災後に設立された石巻市針岡地区の大規模土地利用型経営体の現況を視察した後,地区内の公民館において総合検討を行いました。
 出席委員の方々からは,経営面においては経営面積増加に伴う人材確保や農業機械の更新に伴う積立金等の財務管理,生産販売面においては施設園芸作物の坪当たり販売単価の向上などの御意見をいただきました。
  また,今回は「宮城県震災復興計画の発展期における普及指導計画の方向性」という項目を設け,今後の普及指導の計画や活動に対する御意見を伺ったところ,新規就農者の確保に向けた支援のレベルアップ,市場出荷だけでなく人との繋がりを持った販売環境づくりなど様々な御意見をいただきましたので,今後の普及活動や普及計画等の参考にしてく予定です。


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宮城大学食産業学部で普及活動の特別講義を実施

2017年08月01日 16時18分41秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成29年7月11日に宮城大学食産業学部(太白キャンパス)において,仙台農業改良普及センターが実施しているプロジェクト活動の取組について4年生45名を対象に特別講義を行ないました。
 この講義は,当普及センターの普及活動検討委員である同大学の川島准教授からの依頼で昨年度から実施しているもので,課題名「集落営農100ha法人の鉄人化計画の推進」について(農)井土生産組合への支援を通して普及センター業務の説明と大震災からの復旧復興の支援とその経過の講義をしました。
 学生からは「普及センターの存在を初めて知りました。」「普及活動の指導対象はどのように決めるのですか?」という意見質問とともに,同席された井土生産組合の鈴木組合長には「御社の採用面接はいつから実施するのですか?」などの嬉しい質問も飛び出し終始質問攻めの講義になりました。
 昨年度はこの講義を契機として,組合が学生の卒業論文やインターンシップの対象になったことから,今回も非常に活発な交流に発展することが期待されます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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大区画水田でGPSを活用した田植作業が行われました!

2017年06月08日 08時54分14秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成29年5月18日、(農)玉浦南部生産組合(代表:大村 昇氏)において、GPSを搭載した直進時自動操舵機能付田植機(以下GPS田植機)による田植作業が2haほ場で行われました。

 GPS田植機は、直進時のハンドル操作が不要であるため精神的負担が軽減されることや田植作業中の苗補給補助者を必要としない(運転者自ら補給)ことから、省力的で効率的な技術として注目されています。

  当日、田植作業を行った組合員は、「作業精度も良いし、労力的にもとても楽です」と感想を述べていました。

 当組合の主要作目である土地利用型作物(水稲、大豆)+施設野菜(きゅうり等)の経営確立のためには、稲作部門の省力・軽労化、コスト低減に結びつく技術の導入・定着が不可欠になっています。このため、当組合では湛水直播栽培(8ha)や水位センサーを活用した水管理に取り組むほか、今回のGPS田植機や密苗移植栽培、可変施肥田植技術など、新しい技術の積極的な試験導入に取り組んでいます。

 普及センターでは、大規模土地利用型経営体における稲作の収益性向上に向けて、省力・低コスト技術に関する情報提供や技術支援に努めています。

 

〈連絡先〉

宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班

TEL:0223-34-1141   FAX:0223-34-1143 

 


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石巻市牡鹿地区で7年ぶりの水稲生産が始まりました

2017年06月07日 11時19分18秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 石巻市牡鹿地区では,東日本大震災による津波及び地盤沈下により,農地・農業用施設に甚大な被害を受けたため,農業復興へ向け東日本大震災復興交付金を活用し農地及び農業用施設機械の整備を行っていますが,一部農地の整備が完了したことから7年ぶりに水稲作が始まりました。
 平成29年5月30日に営農再開のセレモニーが行われ,震災後に地域農業を担うために設立された牡鹿地区生産組合により田植えが行われました。
 営農再開に当たり,渥美浩晃生産組合長は,7年ぶりの営農再開であるが地域農業の復興と生産組合の経営安定を目指してがんばっていきたいと話していました。
 普及センターでは,関係機関と連携して水稲生育状況に応じた技術支援を行うとともに生産組合の経営安定化に取り組んでいきます。

 <連絡先>
  宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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南三陸町廻舘工区で農地復旧後初めての田植作業が行われました

2017年05月26日 09時46分38秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 東日本大震災から6年と2カ月間が経過し,農地復旧とほ場整備工事が行われて引き渡しされた南三陸町廻舘工区のほ場で平成29年5月21日及び23日に初めて廻舘営農組合による水稲の田植え作業が行われました。

 廻舘営農組合は,震災後に設立した任意生産組合で,廻舘工区の担い手として,今年は6haを超えるほ場に主食用米を中心とした水稲栽培に取り組んでいくこととしています。

 震災後に設置したビニールハウスで育苗を行い,立派に生長した苗を,復旧されたほ場に丁寧に植えていきました。田植え作業は10人以上の組合員により順調に行われました。今年の秋の収穫に期待を膨らませていました。

            田植え作業

 

      田植え作業が終了した廻舘工区のほ場

 

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班

〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2

TEL:0226-29-6044   FAX:0226-42-1672

E-MAIL:mynks@pref.miyagi.lg.jp

 

 

 


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