管内アグリビジネス実践者,農産物直売所会員を対象に,2月25日栗原市若柳総合支所を会場にPOPの重要性と商品PRの手法を学ぶ研修会を開催しました。平成23年6月オープンする直売所「くりでん」の会員を中心に40名ほどが参加しました。
研修会では,「消費者を惹きつける商品等のPR方法」と題し,波多野事務所の波多野ゆか氏より実習を交えてご講演いただいきました。
POPとは,商品につける広告だけでなく,「買い物をする時・買う場所での広告」も含み,開店時間や店内の案内表示などもPOPである。このため,POPは,お客様が買い物をしやすくなるように情報提供する役割を持つなど,POPの基本からわかりやすくお話いただきました。
POPの注意点や作成のポイントについて講義を受けたあとは,実際にペンを持って実習を行いました。ペンを持ち始めると,参加者は初めてとは思えないほどうまく書けた様子で,順調にペンを走らせていました。ペン運びの練習を経て,後半は各自オリジナルのPOP作り。1人1枚以上完成させるようにと課題を与えられ,参加者全員が思い思いのPOP作成に取り組みました。自分の農産物や加工品をPRするPOPがほとんどで,栽培のこだわりや商品に込めた思いなど思い思いに書き込んでいました。最後に完成したPOPを壁に貼って,1枚ずつ講師より講評をいただきました。
今回は,POP作成の導入部分でしたが,参加者の取り組み姿勢は真剣で,意欲の高さがうかがえました。手づくり感や思いを伝える手段としてPOPを活用し,売上増に結び付けて欲しいと思います。普及センターでは,今後も起業活動に取り組む皆さんのキャリアアップを図るため,研修会等開催し支援していきます。
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
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