宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

松山地区酒米研究会が現地検討会を開催

2013年08月05日 16時23分03秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 松山地区酒米研究会(27名)では、同地区の酒造メーカー(株)一ノ蔵と契約栽培を結び、酒造好適品種である「蔵の華」をはじめ、「トヨニシキ」、「やまのしずく」等を栽培しています。一ノ蔵では清酒醸造だけでなく、酒米の栽培にも取り組み、研究会会員として共に活動しています。

 7月17日に開催された現地検討会には、会員約20名が参加し、参加会員のほ場を巡回し、生育の状況を確認しました。まだ穂が出ている品種はありませんでしたが、早生種の「やまのしずく」では、幼穂長15㎝と出穂間近となっていました(掲載写真参照)。その他、この日測定した幼穂長は1~50㎜で、多くのほ場で花粉が形成される時期に入っているようでした。今後の気温は、平年並みか平年を下回る予想となっています。この時期に低温にあたると、不稔となり減収してしまうため、深水管理で穂を保護することを確認しました。今後も普及センターでは、良質な酒米づくりを目指す研究会の技術支援を続けていきます。

 


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平成25年度石巻地域肉用牛共進会が開催されました

2013年08月05日 10時12分39秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 7月26日,「平成25年度石巻地域肉用牛共進会」が,開催されました。
 例年は石巻市追波川河川運動公園で開催されていましたが,東日本大震災の影響により現在仮設住宅が建設されており,代替え地の確保も難しく,昨年に引き続き,美里町の「みやぎ総合家畜市場」での開催となりました。
 このような中,会場が遠距離にもかかわらず,延べ44頭の出品があり,日ごろの改良・飼養管理の成果を競いました。
 出品牛全体を見ても発育・資質に優れており,震災等の影響を最小限に抑えるよう,飼養管理等を実施してきた努力が伺えたものでした。
 なお,本共進会は,来る「宮城県総合畜産共進会」(9月14日)の予選も兼ねていることから,今回入賞した牛は石巻地域の代表として出品を予定しており,上位入賞を目指して飼養者の一層の研鑽が期待されます。 

 普及センターでは,石巻地域の和牛改良の推進を図るため関係機関と連携し,管内基礎雌牛群の整備への支援を今後も継続して実施していきます。

 

 

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班

 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


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女性の経営能力を引き出そう ~ふぁーみんぐ女子会 農業簿記記帳会開催~

2013年08月05日 09時56分04秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 栗原普及センターでは,女性農業者同士の仲間作りや学習の「場」作りのひとつとして,昨年から,栗原ふぁーみんぐ女子会を開催しています。その際,農業技術や経営管理に関する資質向上と女性農業者間の情報交換を行ったところ,参加された方々から,農業簿記記帳支援に関する要望や女性同士の交流機会の提供について要望が出されました。
  そこで,今年度は,女性の経営参画を進めるための農業簿記の習得と経営管理能力向上を目的に,6月から月1回農業簿記記帳会を開催しています。初回の6月27日は,4名が参加し,わからない仕訳を聞いたり,それぞれの記帳を進めたりしました。参加者同士,また普及指導員との距離も近く,和やかな雰囲気で行っています。7月24日も2回目を開催し,今年度は,平成26年2月27日まで11回開催する予定です。
  始めたばかりで参加者はまだ少ないですが,簿記記帳を通して,女性農業者一人一人のスキルアップと経営参画意欲向上が図れればと考えています。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-5795・6144


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お盆むけきく類の出荷がはじまりました。

2013年08月05日 09時03分50秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 最大の需要期であるお盆の「きく類」の出荷が始まりました。今年は生育期の降水量がきわめて少なく,やや遅れ気味の生育でしたが,こまめな現地巡回指導による適期作業の奨励,適切な病害虫防除等の対応,場所によっては畝間かん水などを行い良品生産に努めました。このような努力により,7月中旬からお盆むけの出荷が始まり,今のところ大きな病害虫等の影響も少なく順調です。今後,JAみやぎ仙南の夏秋キク類の出荷は露地栽培中心に10月出しまで継続されます。

 丸森町では今年から新規に小ぎくを作付した4名の方が,地区部会員の適切な指導を受けながら栽培し,先日(7月16日)最終の出荷・調整の実技講習会を経て,初出荷を迎えています。慣れない作業の1年だったようですが,今は収穫の喜びで多忙な毎日に手応えを感じているようです。来年はさらに作付面積を増やし頑張りたいと意気込んでいます。

 新規導入者には東日本大震災の影響で原木しいたけの生産ができずに品目転換された方や,猪等の鳥獣害の影響で野菜等の作付が困難となり,品目転換された方がおられます。普及センターでは新しい品目への誘導も行いながら,安定した生産技術の習得に向けて今後とも生産者支援を行って参ります。

▼▼〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 ▼          TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

現地検討会(丸森地区)

出荷・調製実技講習会,丸森地区小ぎく新導入者対象

JAみやぎ仙南選花場 出荷ダンボール山積み(0730,柴田)

 


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プンタレッラ作付,今年も開始!

2013年08月05日 08時40分19秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 JAみやぎ仙南の特産物であるプンタレッラ等西洋野菜の作付が今年も始まりました。24年産のプンタレッラは冬が寒かったうえ,病害等の発生が多く,かなり収量が低下し,需要がありながら供給ができず実需者に迷惑をおかけしてしまいました。

 その反省をふまえて,病害の発生したハウスでは作付前に土壌還元消毒を実施することにしました。初めて実施するため,農園研より講師を招き,現地実演会を7月22日にエコファーム蔵王のハウスで開催し,具体的な手法について学びました。今後生産者各位で取り組む予定です。

 また,生産者の輪を広げる活動も今年から本格的に行い,新たに4名の生産者が作付に挑戦することになりました。JAみやぎ仙南におけるプンタレッラ晩生種やタルディーボの播種も行われ,25年産の本格的な生産が始まりました。

 普及センターでは良品出荷にむけて,関係機関と協力しながら,今後も技術等でのサポートを行って参ります。

 今年の冬をお楽しみに!

▼▼▼▼〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

  

 上:JAみやぎ仙南におけるプンタレッラ播種作業(0722)       下 土壌還元消毒研修会の様子(0722)


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