宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ササニシキ研究会の現地検討会が開催されました

2013年08月21日 16時09分31秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 8月19日にJA古川管内で,ササニシキ研究会の現地検討会が開催されました。
 JA古川ササニシキ研究会では,ササニシキの誕生の地である「古川」で,安定生産が図られるよう100名以上の農業者が会員となり,現地実証ほの設置や新たな資材の検討などの栽培技術向上に取り組んでいます。
  当日は,生産者とJA営農指導員,普及センター等が各地区の実証ほを巡回しながら,生育調査結果や肥料試験の状況について意見交換をしました。さらに,普及センターからは稲作技術情報を基に,今後の管理のポイントと適期刈り取りについて説明しました。本年のササニシキの生育は良好であり,高温多照により登熟歩合も高くなると予想され,昨年に引き続き高収量が期待されます。しかし,開花後に高温が続くと心白等による品質低下が懸念されるため,高温対策として水管理の徹底を指導しました。
 普及センターでは,引き続きJA等の関係機関と連携し,生産者の技術向上を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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北浦梨のピューレ試作研修会を開催 ~梨ピューレの通年供給による特産品開発を目指して~

2013年08月21日 11時37分24秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 美里町では北浦地区を中心にして大正時代に本格的な梨栽培がはじまり,「北浦梨」として知られています。町ではこの梨を地域資源として捉え、特産品の開発を進めています。
 普及センターではこの動きを支援するため、加工品に使用しやすく通年供給可能な「冷凍ピューレ」化を提案し、平成25年8月15日(木)に試作研修会を行いました。
 製造を担当する「社会福祉法人みんなの輪 わ・は・わ美里」の通所者3名が職業指導員とともに製造工程を体得しました。
「わ・は・わ美里」では、しっかりとした衛生管理体制と近代的な設備を供え、ジャムの製造販売も行っており、食品の扱いには細心の注意が払われていました。
 今回の研修会では、ピューレ2種類の試作を行い、最初は慣れない工程でとまどいのあった製造担当者も、後半はすっかり慣れて効率も上がってきました。
 今後、町内の飲食店等を対象とした加工研修会を町主催で開催し、このピューレを活用したスイーツ・総菜・漬物等を特産品として育成する予定です。
 普及センターでは、今後も地域資源を活用した特産品開発の支援を継続します。

<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター  地域農業班

  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225


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「石巻の若手農業者の経営を農業大学校生が視察」

2013年08月21日 09時21分44秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 8月7日に石巻農業改良普及センター主催のみやぎ農業未来塾「在学者コース~石巻の農業紹介」を開催しました。
 今回は農業大学校生を対象として,石巻地域の農業に魅力を体感してもらうことを目的に,若手農業者が中心となって営農している2経営体の視察研修を行いました。
 1件目の視察先である大型鉄骨ハウスでミディトマトの養液栽培に取り組む㈱スマイルファーム石巻では,販売先,水道代,助成金など経営面への質問が多く,2件目の鉢花生産を行っている佐々木さんでは,花きへの水やり回数,病害虫は付きやすいのか,シクラメンを長く保つ秘訣など技術面への質問が多くあり,若手農業者と学生が活発に情報交換を行っていました。
 学生からは,「農業経営には簿記が必要だとアドバイスがあったので,学校卒業後は就農するので苦手だが積極的に勉強したい」,「農業生産法人へ就職したいという想いが強くなった」,などの感想がありました。
 次回のみやぎ農業未来塾では,新規就農者や青年農業者等を対象として,先進農業者の視察研修,直売に関わるPOPの作成体験講座等を予定しています。
≪連絡先≫
石巻農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0225-95-1435


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キャベツ機械化一貫体系展示実証事業 ~~第1回現地検討会を開催しました~~

2013年08月21日 09時13分46秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 登米市のキャベツは平成17年に国の指定産地になり,「地中海キャベツ」ブランドで知られていますが,近年,作付面積が減少傾向にあります。その要因として,栽培農家の高齢化と作業が重労働であることが挙げられます。とりわけ中腰での収穫作業とほ場からの搬出作業が負担となっており,そのため省力化・軽労働化が大きな課題となっています。
 普及センターでは本年度,キャベツの機械移植・中耕培土や機械防除・機械収穫などの機械化一貫体系の実証展示事業に取り組むこととしており,8月9日,登米市米山町で現地検討会を開催し,実証展示ほ30㌃で「畝立同時施肥機」,「全自動機械移植機」を展示実証しました。検討会の3日前に降雨があり,検討会当日もにわか雨(1mm)に見舞われるなど劣悪な圃場状態でしたが,展示実証するとともに,機械作業の時間測定も無事に行うことができました。
 次回は9月上旬に中耕培土,11~12月ころに機械収穫の機械化一貫体系展示実証を予定しています。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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