宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「大人気商品を生み出す秘訣は?」亘理地区農村生活研究グループ連絡協議会移動研修会

2013年08月09日 11時49分38秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 梅雨の晴れ間の7月9日に亘理地区農村生活研究グループ連絡協議会の移動研修会を行いました。会員26名と関係機関担当者5名を乗せたバスは山形県東村山郡へ。「山形のだし」の全国ブームを巻き起こすのに一役買ったという「ふきちゃん本舗」の高橋富貴子さんに,「定番から創作へ -旬の素材を生かした漬けものづくり-」と題して講演いただきました。参加した会員からは,オクラを漬ける前の処理は?という質問がありましたが,答えは「企業秘密!?」。野菜を見るといつでも「これはどうやったらおいしい漬物になるか」考えているという富貴子さん。40種類以上のレシピを持っているとのことです。どんな野菜も漬物になり得ることを知った参加した会員からは,「わたしもやってみよう」という声がたくさん聞こえる研修会となりました。

 普及センターは,今後も農業を元気にする女性の活動を支援していきます。

連絡先 亘理農業改良普及センター 地域農業班 TEL 0223-34-1141


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和牛改良組合通常総会と併せてミニ講演会を実施しました

2013年08月09日 09時12分47秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成25年7月12日,26日に普及センター管内3和牛改良組合の通常総会が開かれました。
 総会後,利用可能となった牧草等と肉用牛に係る新しい遺伝性疾患についてミニ講演会を開催し,以下のポイントについて解説しました。
①利用解除となった畦畔草等利用の注意点
昨年度から2年かけて管内全繁殖農家の利用畦畔草を測定し,ようやく利用可能となりました。ただし,苔,ワラビ,シダの混入や放射性物質が集まりやすい地形のところでの利用は避けるようにする。
 ②利用可能となった牧草・畦畔草を給与した後の牛の廃用について
  給与可能の牧草等でも,牛肉の放射性セシウムが100Bq/㎏を超える場合があるので,廃用出荷する際には計画的な飼い直しを行う。
 ③新しい遺伝性疾患「IARS異常症」について
  雌牛に保因の可能性がある場合は,保因種雄牛の交配を避ける。
各会場とも参加者は,注意点などを確認しながら真剣に今後の飼養管理について考える機会となったようです。
 普及センターでは,今後も安全な畜産物生産を支援して行きます。


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公共牧場で放牧再開に向け,生体検査を実施しました

2013年08月09日 09時06分55秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

気仙沼市営放牧場モーランド・本吉では,除染後の牧草検査により利用可能となった牧区に放牧する準備を始めています。
平成25年7月24日,関係機関(市,モーランド,家保,普及センター)で協議し,放牧再開に向け以下の調査を行うことにしました。
 ①各牧区の牧草中放射性セシウム濃度の測定
定点で番草毎に放射性物質検査を行い,モニタリングしていきます。
 ②衛生検査,体測時に生体検査の実施
  月一回の衛生検査の際,スペクトルサーベイメータで放射性セシウム濃度を類推するため生体検査を行います。
  ※生体検査の方法は,牛の頸部に30秒間検出器を密着させて放射線計数率(CPS)を測定するものです。
 平成25年8月1日,第一回の生体検査を実施しました。通常の衛生検査より約1時間多く掛かりましたが計画どおり測定することができました。
 普及センターでは,県内の公共牧場で乳牛を放牧するのは,初めてとなるので各種データを取りながら,安全な畜産物生産を支援して行きます。


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