大崎地域自給飼料生産連携研究会は,今安全な自給粗飼料生産の推進と広域的な需給調整体制の構築等のため昨年度関係機関等で設立され,今年度第1回の検討会と移動研修会を8月27日(火)にJA加美よつば会議室等において開催しました。
検討会では,今年度の開催計画,牧草の放射性物質検査状況や基準値超過要因,酪農家への意向調査等について協議しました。特に放射性セシウムの吸収抑制対策については,カリウム以外の他の要因もさらに検討し,「農業者へのきめ細かいアドバイスを」といった意見も出されました。
移動研修会では,まずTMR(混合飼料)を実践している熊谷牧場(加美町)を視察し,飼料内容や原料調達等についての現状をお聞きし,乳牛における稲WCSの給与の仕方での使い方について今後更に検討する必要性を再確認できました。また,その後管内の基準値超過牧草の草地に移動し,現場を見ながら今後の再除染の方策について検討しました。
普及センターでは,今後も関係機関と情報を共有しながら安全な自給粗飼料生産等を推進していきます。