平成25年8月5日,南三陸町復興組合「華」のハウスで実証試験を開始した赤色LEDランプによるキク電照栽培の現地検討会を開催しました。「華」の組合員,農業振興課,農業・園芸総合研究所,町及び農協の関係者に対して,調査計画等を説明し,現地でランプの設置状況と点灯時の様子を確認しました。
実際にランプを点灯した時には,参加者から「既存の電球ソケットがそのまま使えるのは便利だ。」「赤い直線的な光だ。」等の声も聞かれ,既存光源である白熱電球や電球型蛍光ランプとの違いを実感した様子でした。
光源に赤色LEDを用いた場合の花芽分化抑制効果は,既に試験研究機関で確認されていて,他県のキク産地では現地導入が始まっています。
LEDの省消費電力,長寿命という特徴から新しい光源としての期待が高まりますが,十分な光強度や照射の均一性が確保できるか等,導入する前に確認すべき課題が幾つかあります。これらの課題を現地実証をとおして検討していく計画です。
<連絡先>
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