宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ仙南蔵王地区なし部会勉強会

2015年12月17日 16時55分37秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 12月10日にJAみやぎ仙南蔵王地区なし部会青年部は勉強会を開催しました。
 青年部ではこれまで2回の勉強会を開催しており,今回は①7月に石川県で行われた全国ナシ研究大会について,②12月3日に行われた県なし栽培研修会で発表のあった有機質肥料と微生物利用による土作りについて,③なし樹冠下への反射資材の敷設の効果についてなど,盛りだくさんの内容となりました。
 部員からは,特に土作りと反射資材の利用について「有機質肥料の効果が理解できた」,「土の環境条件によって果実品質や樹勢が判断できる」,「実際に反射資材を敷いて,糖度が上昇するか確かめたい」といった感想があり,それぞれの経営発展の参考になったようです。
 また,病害虫の発生スポットである廃園が年々増加していることが問題となっており,その廃園対策についても検討しました。
 普及センターでは青年部員の栽培技術の向上や活動の活性化を重点課題と位置づけ,引き続き支援します。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター
      TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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仙南地区農村青少年クラブの視察研修会を開催しました。

2015年12月17日 08時50分36秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

仙南地区農村青少年クラブ員を対象にした先進地視察研修会を平成27年12月14日に開催しました。同クラブは,仙南地区で活躍する20~30代の若手農業者が会員で、夫婦の加入者が多いのが特徴で、この日も夫婦2組を含む8名が研修会に参加しました。

 研修では,仙台市若林区の遠藤耕太氏、(株)みちさきを視察し,これまでの取組状況や今後の展望等について,説明を受けました。

遠藤氏は,震災後に地域食材を活用した農家レストラン「耕 カルチェ」をオープンするなど、意欲的な活動をしてきました。現在は生産活動専念するため飲食部門は切り離し、リーフレタスを中心とした業務用野菜の生産に特化しているとのことでした。

 (株)みちさきでは代表取締役の菊池守氏より、大型養液栽培施設でミズナ,ほうれんそう等の「葉もの」生産と販売戦略について学びました。生産物のほとんどは外食チェーン店を始めとする業務用の契約栽培であり,定期・定量の契約出荷は難しいが、収支に見通しが立ちやすいなど利点のほうが多いとの事でした。 

 お昼には、仙台イーストカントリー直営店の「おにぎり茶屋ちかちゃん」にて人気のおにぎりランチや米粉カレーを食べながら米の販売戦略についても学びました。

クラブ員にとっては同世代の若者の意欲的な活動や、身近なお米の販売戦略等は大きな刺激となったようで今後の経営に活かしたいとのことでした。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 

       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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