宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農事組合法人千代ノ川の創立総会が開催されました。

2015年12月25日 13時32分40秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 当普及センターでは,将来的に渡って安定的で活力ある集落農業が営まれるよう関係機関と連携しながら,土地利用型の集落営農組織を対象に法人化を支援してきましたが,去る12月18日に柴田町船迫集会所で「農事組合法人千代ノ川」創立総会が行われました。

 

 農事組合法人千代ノ川の前身は,千代ノ川農業生産共同利用組合で4戸のオペレーター型組織として柴田町船迫で昭和60年から30年間ライスセンターを中心とした機械の共同利用で土地利用型作物の作業受託を中心に行ってきました。

 高齢化に伴う離農者の受け皿となり地域の不耕作地の解消を進め,農用地を保全しながら農地集積を図るため,農業生産法人化を検討してきました。

 組合作業に従事している組合員4名と家族とともに,関係機関や税理士等の専門家の指導を受けながら,法人化計画を発起人会をいくども開催して合意形成を図り,構成員4名とその家族のオペレーター型組織で水稲・大豆・飼料用米の栽培や水稲の収穫・調製の受託作業を含め延べ約28haの耕作計画面積の法人設立の準備をしてきました。

 

 当日は,法人の構成員4名やその家族,来賓として柴田町長やJAみやぎ仙南代表理事組合長,普及センター所長など,多くの関係機関の方々が出席しました。

 当日提案された事業目論見書・定款,役員選出(理事4名)が原案どおり承認され,法務局へは年明けの第一営業日である1月4日(月)に登記申請を行う予定です。

 直後に開催された第1回理事会で代表理事に発起人代表であった岩間良隆氏が選任されました。

 

 当普及センターでは,当法人の安定的な経営体制確立を図るため,町・JAなど関係機関と連携しながら技術・経営支援に取り組んでいきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 

       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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丸森町で第1回お米食味コンクールが開催されました。

2015年12月25日 11時54分48秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 平成27年12月6日(日)に,丸森町舘矢間まちづくりセンターで第1回お米食味コンクールと講演会が開催されました。

 この催しは,消費者の求める高品質・良食味米として「丸森町産ブランド米」を確立し,米生産者の生産意欲の高揚と生産技術・所得向上を図ることを目的に今年から開催されました。

 第一部は,町内で生産されたお米の審査が行われました。1次審査では整粒歩合等の外見,2次審査は食味計による審査を経て,3次審査は,1,2次審査を通過した各品種の玄米について審査委員による食味官能審査が行われました。「こしひかり」「ひとめぼれ」「つや姫」の各品種から金賞を選び,金賞の中からグランプリを選出しました。グランプリには,小斎地区の伊藤昭一さんが選ばれ,次年度に開催される国際食味コンクールに丸森町代表として出品される予定です。

 第二部は,東京でお米を販売している株式会社 山田屋本店の代表取締役社長 秋沢淳雄氏による「首都圏の消費者が求めるお米とは」をテーマに講演が行われました。現在の消費動向からこれからの販売について,実際の取り組みをお話いただきました。

 初めての取り組みでしたが,町内の生産者の関心は高く,次年度の米の生産に向けて意欲が沸いたようです。 

 普及センターでは,関係機関と連携を図りながら丸森町の米品質向上に向けて,技術的支援を継続して行っていきます。

  〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班  TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

   

 

 


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経営分析を学んで所得向上を目指す!

2015年12月25日 11時03分07秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 平成27年12月2日(水)に,栗原合同庁舎で栗原農業改良普及センターの職員が講師となり,くりはらMMN塾農業経営コース「農業経営戦略基礎講座」を開講し,農業法人等7名が経営分析の手法を学びました。
 講座では,複式簿記による財務諸表をもとに経営分析を行う「経営改善実践システム」を紹介しました。
 経営改善実践システムは,農林水産省のホームページ上で利用することができ,「経営改善のためのチェックリスト」「経営データの記入フォーム」に自身の経営データを入力することで,「指標による評価結果シート」および「経営振り返り・シミュレーションシート」が作成されます。
 「指標による評価結果シート」では,自身の経営が項目ごとに標準レベルなのか,「経営振り返り・シミュレーションシート」では,昨年と今年の経営状況の比較結果や,設定目標の達成状況を確認することができます。経営分析により自らの経営の良い点や悪い点を知り,改善策を立てて所得の向上につなげることができます。
 参加者からは「今回紹介されたシステムを活用し,個別に経営分析の指導をしてほしい」という要望が寄せられました。

宮城県栗原農業改良普及センター先進技術班    
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-6144


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