宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

8月盆出荷に向けやもと切花現地検討会を開催

2021年06月30日 10時57分16秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

    6月21日にJAいしのまきやもと切花生産組合現地検討会が開催され,4ほ場を回りました。  A氏の8月盆用の輪ぎくは6月下旬消灯,スプレーぎくは中旬消灯,8月上旬出荷予定で順調。9月彼岸用の輪ぎく等は6月上旬に直挿し。蒸気での土壌消毒により生育は良好でした。
  B氏の8月盆用の施設ぎくは6月中旬消灯,夕方6時から朝6時まで短日処理中。直売所出荷で,輪ぎくやスプレーぎく10品種を同時栽培しており,栽培管理に苦労していました。
 C氏の8月盆用の輪ぎくは6月上旬に消灯,スプレーぎくは中旬に消灯しましたが,生育にバラツキがありました。オリエンタルユリは連作障害が見られました。
  D氏は津波被災地で鉄骨ハウスを復旧し,直売所にスターチス,トルコギキョウ,シンテッポウユリ,アルストロメリア,カスミソウなど少量多品目を周年出荷しており,土壌消毒ができず病害虫対策に悩んでおり,うどんこ病防除に夜間の紫外線ランプ照射を試していました。
 普及センターからは,8月盆用の施設ぎくの生育は概ね順調ですが,梅雨期の病害虫対策として,殺菌剤や殺虫剤のRACコード(農薬の作用機構分類)を参考に,系統や効果の異なる薬剤を発生初期にローテーション散布することを助言しました。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 水稲農薬展示ほの現地検討会... | トップ | サンフレッシュ七ツ森で定例... »
最新の画像もっと見る

④園芸産地の育成・強化支援」カテゴリの最新記事