令和6年9月9日から10月11日までの33日間、宮城県農業大学校の先進農業体験学習が実施されました。これは、同校の1年生が先進的な経営を営む農業者のもとで技術や経営のノウハウを学ぶとともに農村生活を体験するもので、当管内では登米市出身の学生3人が学習に取り組みました。
体験学習実施前はどことなく不安げな表情をしていた学生でしたが、終了式には、地域の方々や同業者・取引先とのつながりの中で、様々な人との交流も体験し、充実した表情が伺えました。
学習を通して学生からは、「コンバインの操作や、堆肥づくりも体験できてうれしかった。受入農家に感謝している。」、「家畜市場や角切作業も体験できた、特に会社内の農大生の先輩にお世話になり感謝している。」、「農業の現場に出た時に役に立つ事がたくさん体験できた。」、「肥育の技術、給餌、籾殻運搬など、実家では体験した事がないことをたくさん学ぶ事ができた。優しく教えていただき安心できた。」などの感想が述べられました。
また、受入農家の方々からは、「暑い中、慣れない環境での生活や、仕事は大変だったと思う。お疲れ様」との労いの声や、「将来は様々な選択肢があり、自分の経験や勉強によって考え方が変化し、形づくられると思うので、これからの生き方を考える基礎としてほしい。」といった励ましの声をかけていただきました。
今後も、この体験学習の経験を活かし将来の目標に向かって勉学に励んでほしいと願います。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522