令和6年10月22日(火)に、高温登熟耐性と耐倒伏性、多収性に優れた水稲品種「にじのきらめき」の現地検討会が「JA新みやぎ栗っこ多収穫米生産部会」の主催で開催され、栽培者や栽培希望者、JA職員等関係者25人が参加しました。
はじめに室内での検討が行われ、JA職員による「にじのきらめき」の品種の特徴の紹介、実際に栽培した生産者からの栽培体験の紹介、卸業者からは、実需での「にじのきらめき」の利用状況や需要の見通しについて説明がありました。
当普及センターでは、「にじのきらめき」作付ほ場を「高温登熟対策技術展示ほ場」として設置していることから、生育調査の結果について、「ひとめぼれ」に比べて、出穂期が2週間程度、成熟期が1か月間程度遅くなり、高温となる期間を避けられていることについて、説明を行いました。
次に、現地ほ場で、刈取直前の「にじのきらめき」の成熟状況の確認を行いました。
参加者は、「にじのきらめき」と「ひとめぼれ」を比べて1か月間ほど成熟期が遅くなる特徴について興味を示し、稲を真剣に見つめていました。
普及センターでは,収穫後に、高温登熟耐性を確認するとともに「にじのきらめき」の収量・品質の向上に向けて支援してまいります。
「にじのきらめき」の栽培体験の紹介
「にじのきらめき」の現地ほ場視察
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144