現在たまねぎ栽培は、ほとんどが移植栽培で行われており、育苗期間が2か月程度、育苗本数が2.5万~3.5万本/10aと多いため、多くの育苗時間と資材費がかかることが課題となっています。
この課題を解決するため、(株)久保園芸では、昨年度から試験的にたまねぎの直播栽培に取り組んでいます。降雨の影響もあり、播種日はやや遅れたものの、9月30日に畝立て、直下施肥、溝底播種を同時にできる作業機を用いて播種作業が行われました。作業は一畝当たり(長さ約80m)10分前後で進み、スムーズに作業ができていました。今回播種した玉ねぎは、来年の6月ころに収穫される予定です。
普及センターでは、今後も関係機関と連携し、たまねぎの直播栽培技術の確立に向けて支援を行ってまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522