令和2年11月6日(東松島市),11日(石巻市),12月3日(石巻市)に農作業安全講習会を開催し,3会場で計90名ほどが参加しました。
近年,農作業中の死亡事故は全国で年間300件ほど発生し,特に農業機械作業に係る死亡事故は全体の8割程度を占めています。また県内でも,本年度に死亡事故が複数件発生していることから安全対策の強化が求められています。
研修会では始めに農作業事故防止の3つのポイントである①機械・機具に係わる安全運動(機械点検整備の励行等),②人に係わる安全活動(安全な服装や熱中症対策等),③事故に係わる安全運動(事故が発生した場合の対応)について説明しました。また,農作業機を装着した農耕トラクタが公道走行する際のチェックポイントついて説明しました。特に農作業機を装着した状態で幅が1.7mを超えている場合は,反射器等の設置すること及び大型特殊免許(農耕用限定含む)が必要となること等を確認しました。
これらの農作業安全に対する農業者の理解度向上を図り,参加者からは「農業機械作業のリスクについて再確認できた。従業員の安全に配慮した作業計画にしたい。」,「公道走行に係る法改正が理解できた。装着機具等を確認し,違反がないようにしたい」等の感想をいただきました。
普及センターでは引き続き,管内の農作業事故防止に向け,安全対策の周知等の取組を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第2班
TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999