大崎市などが組織する「大崎市有機農業・グリーン化推進協議会」は、スマート農機の現地講習会を大崎市松山で開催し、生産者や国、県、JAなど約40人が参加しました。これは国の「みどりの食料システム戦略」に対応して有機農業に取り組む生産者に役立つ技術として、水田雑草の成長を抑えるアイガモロボとスマートフォンを活用した水管理システムの実証実験について紹介しました。
アイガモロボはソーラーパネルとバッテリーを搭載し、水田を自動で移動しながらスクリューで泥を巻き上げ光を遮断し、雑草の発生を抑えるものです。水管理システムは水位や水温がスマートフォンから確認できるほか、入水を制御できるモデルでは遠隔で設定した水位まで水を入れることができ、メーカーの実演では参加者の注目を集めていました。
普及センターでは、講習会を主催した協議会に参画し、生産者や関係機関と連携しながら環境にやさしい技術の実証や普及について支援していきます。
<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225