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昨年7月,加美町雷地区において,水稲採種事業を核としながら水稲及び飼料用米の作付け拡大を目指す「農事組合法人いかずち」が設立されたことに伴い,2月27日に加美町内で小野田種子生産組合の解散総会が開催されました。
小野田種子生産組合は,昭和37年に設立された歴史ある水稲採種組合であり,組合員26名,面積76.0ha,「ひとめぼれ」,「まなむすめ」,「げんきまる」の3品種の種子生産を行っています。平成27年産の種子は全量が正種子となり,契約数量を達成しました。
今回はほぼ全員が出席し,満場一致で発展的解散が承認され,水稲種子生産は小野田種子生産組合から「農事組合法人いかずち(種子部門)」に引き継がれることとなりました。
解散総会の終了後,農事組合法人いかずち(種子部門)の「全体会議」が開かれ,普及センターから,来年度の種子生産に向けて,本年度の審査結果をもとに,安定して良質な種子の生産に向け,ほ場の選定方法や育苗管理方法について説明を行いました。また,「優良種子生産の手引き」が改訂されたことから,手引きの改訂部分を中心に説明を行いました。組合員は「法人という新たなかたちで種子を生産していく。今後も優良な種子を継続して生産できるように頑張っていきたい」と話していました。
今後も普及センターでは,優良種子の安定生産へ向けた取り組みを支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910