宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

こめ加工(米パン)研修会を開催しました。

2011年01月19日 16時28分43秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

宮城米の新たな需要についての提案と米の消費拡大を目的に,こめ加工(米パン)研修会を開催しました。対象は,管内の直売所の会員や市,JANOSAI等の関係機関・団体の担当者とし,平成2316日(午前,午後),7日(午後)の両日に実施しました。研修会には,6日が40名(午前13名,午後27名)7日は11名の参加がありました。研修会では,三洋電機(株)が開発した,米からパンを焼くホームベーカリー「GOPAN」のデモンストレーションと,米パンの試食及び質疑応答を行いました。 

また,「GOPAN」のデモンストレーションに先立ち,研修会開催の趣旨や,合わせて食料自給率向上の必要性と自給率向上のために宮城県が実施している運動についても説明を行いました。 

米パンの材料には,ひとめぼれ,ササニシキ,ミルキークィーンの3品種を使用しましたが,品種によりパンの食感がことなること等が実感できました。

参加者は,市販と同等のパンが焼き上げられることに驚いた様子でした。一方で,「家族4人で使用するなら,1度に2斤のパンが焼きあげたい」や,「機能を絞って,より安価になれば購入したい」等の要望も寄せられました。

GOPANのデモンストレーション

 

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


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「石巻地域のコメについて考えるシンポジウム」を開催

2011年01月19日 09時22分22秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 1月12日,「石巻地域のコメについて考えるシンポジウム」(東部地方振興事務所主催)が開催されました 。集落営農組織の関係者など約250人が参加。コメの生産や販売の方策について基調講演とパネルディスカッションが行われました。

 ㈱パールライス宮城社長の若生公夫社長から「米の流通環境について」基調講演があった後,「石巻地域のコメの将来方向について考える」をテーマに,JAいしのまきの西條晃伸米穀課長,蔵王町のエコファーム蔵王㈱の堀内寿夫氏と大崎市の㈲ユーキファーム丸和の結城真社長の3氏がパネルディスカッションを行いました。

 米価が下落する中,これまで培ってきた安全で安心かつ高品質な米つくりに加えて「石巻地域での域内流通」や「地域の特長を活かした米づくり」などについての助言がだされました。

 なお,当日は,ライスブレッドクッカーGOPAN(ゴパン)のデモンストレーションと試食も行われました。


 

 

 

 


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水稲直播栽培のさらなる取り組みをめざして

2011年01月19日 08時56分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

大和町落合にある上桧和田機械利用組合では,水稲直播に平成19年から取り組み始め,平成21年からは播種用種子の処理を鉄コーティングでの湛水直播を行っています。取組面積は年々拡大しており,平成21年では5ヘクタール,平成22年度では8ヘクタールで実施しています。
 仙台農業改良普及センターでは,組合が管理する直播実施ほ場に技術展示ほを設置して,組合が開催する成績検討会で調査結果を情報提供すると共に,次年度の取り組みについて検討しました。
 今回,平成22年度展示ほでは,実収量490kg/10a,全量1等で,食味分析器や品質分析計での計測値も好成績でした。ただし,ほ場内での一部倒伏,雑草害による減収もあったことで,依然,栽培技術面での改善点があることも検討されました。
 組合では,技術改善を検討しつつ,低コスト化稲作を目標に,次年度さらに直播面積を倍増する予定で,普及センター管内でも有数の大規模取組組織になるものと見込まれます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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伏せ込み栽培アスパラガス,今後の管理を確認!

2011年01月14日 15時03分56秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 

 

 平成22年12月21日,美里町南郷地区で,アスパラガス現地検討会が開催されました。

 美里町南郷地区では平成18年からアスパラガスの栽培を開始し,冬季の伏せ込み栽培を行っています。従来から栽培しているホワイトアスパラガスに加えて,今作からはグリーンアスパラガスにも取り組んでいます。

現地検討会では,圃場4ヶ所を巡回し,トンネル内の温度や水分管理について検討を行いました。JAみどりの南郷アスパラガス部会の佐々木部会長は,「これから出荷が本格化するので,温度・水分の管理を徹底したい」と意気込みを語っていました。

収穫は12月10日から開始しており,3月下旬まで続く予定です。

<問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  TEL 0229-32-3115  FAX 0229-32-2225 


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パソコン農業簿記講座が開催されました

2011年01月12日 13時49分22秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  平成22年12月15日~16日,東北職業能力開発大学校パソコン教室を会場に「パソコン農業簿記研修会」を開催しました。
  この研修会は,主にパソコン簿記初心者を対象に経営管理能力の向上を図ることを目的としており,5年目となる今年は農業者やJA営農担当者など17名が参加しました。
  研修では,ソリマチ認定インストラクター小田島氏を講師に「ソリマチ農業簿記バージョン8」の基本的な操作に取り組みました。
 具体的な内容は以下のとおりです。
  1 初期登録:データ作成,勘定科目,補助科目,開始残高の設定
   2 日常業務:出納帳入力,振替伝票入力
  3 月次処理:仕訳帳,元帳,合計残高試算表
  4 減価償却資産登録
  5 決算修正仕訳:減価償却費計上,棚卸
  6 決算書作成
  7 消費税の設定
  8 経営分析
 参加者からは,仕訳事例をもっと知りたいという声やパソコン操作に慣れる時間が欲しいという要望が出されました。
  今後は農業者の状況に合わせて個別支援を充実させ,実際の記帳作業を支援していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班                           TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144


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第3回「宮城県米づくり推進栗原地方本部員会議」を開催しました

2011年01月06日 15時35分50秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 12月14日に第3回宮城県米づくり推進栗原地方本部員会議を開催しました。地方本部員会議には,栗原市,栗原市農業委員会,栗っこ農業協同組合及び栗原農業共済組合の代表並びに北部地方振興事務所栗原地域事務所,栗原農業改良普及センターの関係職員が出席しました。
 地方本部員会議では,はじめに小島地方本部長から「異常気象で大変な年であったが,品質は県内では高い方で,今後も売れる米づくりを進めたい。」旨のあいさつがあり,続いて,普及センターから平成22年産水稲の作柄や品質の要因解析等を中心に説明がありました。
 議題の「関係機関の取組状況と今後の推進方向等について」では,関係機関・団体から,「防災無線は今後も積極活用」,「食品の安全に向けて責任ある取組必要」,「環境保全米は7割目標」,「春先は心配されたが今年度の水稲共済は被害最小」,「農地の利用集積や地元食材の利用を推進」,「用水不足は放流量調整や番水制等で対応」,「平成23年2月1日から荒砥沢ダムの貯水開始」,「荒砥沢ダム代替調整池の運用開始は平成24年4月1日予定」等の報告がありました。
 最後に「平成23年度栗原地方の稲作基本方針」(重点推進事項:(1)品質向上・コスト縮減を目指した気象変動に強い栗原米づくり,(2)環境とニーズを意識した,消費者に信頼される栗原米づくり,(3)多彩な品揃えによる栗原米の販売力強化)を決定し閉会しました。

<連絡先>
宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所農業振興部 地域調整班                  TEL:0228-22-2268   FAX:0228-22-5795


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ほ場整備事業を契機に「沖富転作組合」が設立されました

2011年01月06日 15時32分08秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成22年12月27日,栗原市築館沖富地区における農業生産構造の改革と低コスト農業,ほ場整備事業を契機とした集落農業の醸成と組合員の所得向上を目的に,「沖富転作組合」が設立されました。構成員は,沖富地区関係集落の代表者及びその代表者が認めるオペレーターの計16人です。
 設立総会では,組合の設立,規約及び規程,基準受託経費や平成22年度事業計画が承認され,役員の選出で,白鳥慎悦氏が初代組合長に就任しました。
 沖富地区では,平成20年6月の岩手・宮城内陸地震で被災した荒砥沢ダムの貯水容量不足を補うための代替調整池の造成(平成21~22年度直轄災害復旧事業)が行われています。また,その造成に併せて,大区画ほ場整備事業(平成22~27年度農村災害対策整備事業)も進められています。
 これまで,ほ場整備事業の導入が難しく,積極的な営農が行われてこなかった沖富地区ですが,今回のほ場整備事業を契機に「沖富転作組合」が設立され,生産性の高い集団転作や稲作,そして集落営農の牽引役として今後の活動が期待されます。

<連絡先>
宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所農業振興部 地域調整班                  TEL:0228-22-2268   FAX:0228-22-5795


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第2回 大根収穫祭開催される

2011年01月05日 09時17分13秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 大崎農業改良普及センターでは,プロジェクト課題として色麻町下高城営農組合を対象に園芸品目の定着を目指して支援を行ってきました。転作田では枝豆・ごぼう・大根・白菜などの作付けを行いました。昨年組合設立3年目にして初めて大根の収穫祭を実施したところ,多くの町民が参加して評判も高く,継続実施してほしいとの声が上がり,今年も引き続き開催することとなりました。昨年は2日に亘って実施しましたが,今年は11月18日1日のの開催とし,多くの人に広報するため河北新報・大崎タイムス等に情報を提供したところ,町内外から昨年の3倍以上の消費者の参加がありました。
 参加した消費者の中には,「これまでは遠くまで行って大根掘りの体験をしていたが,近くで行われるのはとても嬉しい」「昨年も参加したけれど,今年は近くの人も誘って参加しました」との声が聞かれました。700円で肥料に詰め放題という設定から,中には20本以上も詰め込み,自分では運べず一輪車で自家用車まで運んでもらうという人もいました。また,隣接圃場にある白菜を注文で受け付け,組合員がその場で収穫販売し,30個以上もまとめ買いする消費者も見られました。
 会場では,組合が栽培した長芋,白菜,玄米の他,組合員が栽培したリンゴも格安で販売された他,組合で栽培した白菜,大根,ごぼうがたっぷり入った豚汁が無料で参加者に振る舞われ,皆さん舌鼓を打っていました。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   
  地域農業班
 TEL:0229-91-0727 
 FAX:0229-23-0910


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財務諸表の見方・活かし方セミナーを開催

2011年01月04日 17時17分25秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成221217日に企業の経営診断等で実績のある中小企業診断士の田中宏司氏を講師に招き,農家の経営管理能力の向上を図るため,財務諸表の見方・活かし方セミナーを開催したところ,石巻管内から21名の参加がありました。

 先生からは,財務諸表を分析することで,自分たちの経営の強みと弱みを知り,経営改善につなげることができることを教えていただきました。財務諸表の分析方法としては,農業生産者全体の平均像と比較する方法がありますが,一番やるべきは自分の経営を複数年見比べて,売上高や原価などの変化を把握するとともに,その変化が何故生じたのか理由を明らかにする必要があること,さらに,財務諸表の分析を基にした経営改善計画を立て,「計画→実行→検証→再活動」のサイクルを繰り返すことで経営管理能力を高めることができることなどおよそ90分にわたり,熱心にご講義いただきました。

 参加者からは,財務諸表の作成に重点を置き,安心しきっていることに気づいたとの意見もあり,今後財務諸表を活用して経営改善につなげていこうとする意識づけができたものと思います。

  普及センターでは,農家の経営が改善されるようセミナー等を通じて引き続き支援していきます。

石巻農業改良普及センター

TEL:0225-95-7612

 


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