「仙台小ねぎ」はJAみどりの管内で最も販売金額の多い品目であり,平成26年は4億を超える売上がありました。小ねぎ部会は,定期的に現地検討会を実施し技術の研鑽に努めており,全国の主産地の北限でありながら高品質の小ねぎ生産を実現しています。
去る12月5日に今年最後の現地検討会が開催されました。参加者の中には,後継者や新規参入者の姿も見られ,試作品種や資材試験の状況について,熱心に意見交換が行われました。
検討会が行われた生産者のハウスでは,普及センターと協力して肥料試験を実施しており,今回,部会員の方々から実際の生育状況を踏まえた有意義な意見を頂きました。初期の肥効は緩いものの,生育後半に葉色が乗ってくることが好印象との感想でした。
今年は特に気象変動による影響や微小害虫の発生増加などが懸念される年でしたが,生産者の努力により昨年を超える売上が見込まれています。普及センターでは,今後も高品質な「仙台小ねぎ」ブランドの更なる向上を支援していきます。
<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班
TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225