宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和3年度農業法人ステップアップセミナーを開催しました

2022年02月10日 12時00分30秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 普及センターでは,仙台市及び公益財団法人みやぎ産業振興機構と共催で「農業法人ステップアップセミナー」を開催しました。参加者の皆様には,マスクの着用やパーティションの使用等により新型コロナウイルス感染症対策に御協力いただきました。
 毎年恒例の当セミナーは,今年度は農業法人の経営者及び若手・中堅社員を対象とし,人材育成や雇用管理,経営承継を題材に,令和4年1月7日から全4回コースで開催しました。当普及センター管内の10法人から18名の参加がありました。講師として,一般社団法人ひと・企業未来創造リンク(LinCs)に所属する庄司弥生社会保険労務士,松倉惠子特定社会保険労務士をお招きし,組織力の向上と発展につながる講義とワークショップを行いました。また,最終回では,有限会社耕佑(栗原市)の伊藤秀太代表取締役から,「地域が継続するための事業継承・会社作り」と題して実経験に則した事例紹介をしていただきました。参加者からは,「組織における自分の役割を再認識することができた」,「経営承継の事例を聞くことができて大変勉強になった」などの声をいただきました。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女性農業者を対象とした「水稲栽培勉強会」の開催

2022年02月10日 11時13分00秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 石巻農業改良普及センターでは,1月31日(月)に管内の若手女性農業者グループであるベジ☆hopeを対象とした「水稲栽培勉強会」を開催しました。このグループは平成24年に設立し,生産技術の向上や他の女性農業者とのつながりを作るため水稲や野菜の栽培などを行う女性農業者で構成しています。
 今回の勉強会は,水稲の栽培に携わる会員が,自分で水稲や水田の状況を判断して適切な管理ができるようになることを目的に,普及センター職員が講師となって行われました。例えば種子消毒は,いもち病やばか苗病などの病原菌を殺すために行うことや,水管理は丈夫な稲を作るために水稲の生育に合わせて水を深くしたり浅くしたり調整することなど,年間を通して1つ1つの作業について根拠を中心とした内容でした。
 参加者からは,「これまでは,指示された作業を言われたとおりを行っていた。なぜ行うのかが理解でき,考えて作業を行うことができる。社内では,ベテランの人が多いため初歩的な質問がしづらく,また勉強会や検討会には同年代や女性が少なく参加できていなかったが,今回は質問しやすかった。ぜひまた開催してほしい」との発言や,様々な質問が飛び交う活発な勉強会となりました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

管内の水稲種子を生産する農協の担当者会議を開催しました

2022年02月10日 09時35分28秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給
 県内の水稲生産者の中には,一般農家が次作に使う「イネのたね」を生産する‘採種’と呼ばれる経営部門をもつ農業者がいます。大崎農業改良普及センター管内は,この稲の採種で県内の6割を担う「たね」の産地です。水稲生産に使われる種籾は,遺伝的に純正で異品種が混入しておらず,病害虫に侵されていないなどの条件があり,厳しい基準に合格したいわゆる「優良種子」でなければなりません。
 このため,県内で作付される水稲優良品種に関して,主要農作物種子条例に基づき,採種ほ場における審査(特定種子生産ほ場審査といいます)とそこから採れる種籾に対して発芽の良否や不良な種子等の混入がないかを審査(生産物審査といいます)しています。
 普及センターでは去る2月7日に,採種農家の取りまとめや製品の流通等を担う農協の担当者を集めた「第2回管内種子場農協担当者会議」を開催しました。会議は,令和3年産の水稲種子生産の実績と総括,令和4年産に向けた取組み方針や種子生産技術に係る新たな知見の提供,継続的な優良種子生産のための改善点や留意点などが話し合われ,有意義な会議となりました。
 種子場(たねば)では,令和5年産の水稲生産に向け,厳しい基準に合格する種子生産への取組みがすでに始まっています。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター
先進技術班 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和3年度農業・農村女性活躍表彰の最優秀賞を受賞

2022年02月10日 08時52分56秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 令和4年2月4日に宮城県農業・農村女性活躍表彰の授賞式が県庁で行われ,大崎市古川の坂井悦子氏が女性地域社会参画部門(個人)で最優秀賞を受賞されました。
 この表彰は宮城県が主催で,農業・農村において地域の特色を活かした起業活動や子育て支援,女性のキャリアアップなどを行っている女性農業者や団体を表彰し広く紹介するものです。今年度は他に3組の方が受賞されました。
 坂井氏は自家栽培した大豆と減農薬栽培した米の麹で味噌加工を行い,農業の6次化に早くから取り組んでおり,また食材王国みやぎ「伝え人」として添加物を使わない昔ながらの味噌づくりを教える食育活動や地域からの期待に応え多くの役職を務めるなど,長年の功績がみとめられました。
 これまでの功績に深く敬意を表するとともに,今後も農業経営の発展の他,地域のみならず県内農業の活性化に向けて活躍されることを期待しています。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ぶどうを基礎から学ぼう~ ぶどう栽培技術講習会

2022年02月09日 17時12分50秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
栗原地域では,シャインマスカット栽培への関心が高まってきており,栽培者も徐々に増えてきています。
しかし,「水稲育苗ハウスを活用して誰でも簡単にできる」というフレーズが先行している上に,「皮ごと食べられるおいしい品種」ということも相まって,ぶどう栽培の基礎を知らないまま導入してしまう人も少なくありません。
導入や栽培が先行している中で陥りやすいのが,基本的栽培技術を習得せず栽培年数を積んでしまうと,「今更聞けない」まま,いつも疑問を持ちながら栽培に取り組んでしまうことです。

そこで,シャインマスカットに限らず,ぶどうの生理生態を学んでもらおうと,令和4年1月31日(月)に「ぶどう栽培技術講習会」を開催したところ,25人の参加がありました。

これまでの研修会では,房づくりやせん定など,現場で実践を学ぶ機会はありましたが,今回の座学の講習では,ひとつひとつの作業が何のために,なぜ適期にしなければならないのかを,ぶどうの生理生態から学んでもらう内容にしました。
参加者の方々は,ジベレリン処理一つとってみても,なぜ2回行わなければいけないのか,なぜ適期を守らなければならないのかを改めて知ることにより,ぶどうの生理を知ることの重要性を認識されたと思われます。

ぶどうの生理生態をバックボーンに,今後も適時適切な栽培に取り組んでもらうよう,普及センターでは今後も理論と実地の両面で支援して参ります。



<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404/FAX:0228-22-6144

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~せん定の迷いを払拭~ シャインマスカットせん定研修会

2022年02月09日 17時09分42秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
栗原地域では,水稲育苗ハウスを活用したシャインマスカット等の栽培が始まっており,新たな園芸品目として平成30年度から栗原圏域産地戦略プランの重点振興品目に位置付けられています。
普及センターでは,シャインマスカットをすでに導入している生産者及び今後導入意向のある方々を参集し,定期的に研修会を実施しています。

今回は令和4年1月18日(火),栗原市金成にて,その年の作柄を左右する重要な作業,「せん定」について研修会を開催したところ,25人の生産者が集まりました。

栗原市金成でシャインマスカットを手がける田中学さんを講師に,まずは芽の種類や芽座,犠牲芽せん定などの用語について説明いただいたあと,実際に枝を鋏んでいただきました。
短梢せん定は栽培歴の浅い人でもわかりやすい技術ではありますが,いざ鋏を入れるとなると迷いが出てしまいます。
講師の田中さんからは,「なぜこの枝を切るのか,自分で理由を声に出しながら鋏を入れていくように」と指導があり,実際に参加者にも樹を鋏んでもらうなど,より実践的な研修となりました。
普及センターからも,着果量の決定とそのために残す芽数の計算について説明を入れ,せん定の加減について指導しました。

次回は1月31日(月)に,ぶどう全般の生理生態について学ぶ「ぶどう栽培技術講習会」を開催する予定です。



<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404/FAX:0228-22-6144

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和3年度第2回栗原地域普及活動検討会を開催しました

2022年02月08日 16時47分31秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和4年2月3日,今年度2回目の栗原地域普及活動検討会をオンライン併用方式で開催しました。
 今回は,完了課題「きゅうり生産の見える化による栽培技術のレベルアップと産地生産力の強化」,「農地整備を契機に設立した農事組合法人の営農モデル構築」及び「スマート農業技術の活用による土地利用型作物の生産性向上」と,継続課題「集落の維持・発展を目指す法人経営体へのステップアップ」の4つのプロジェクト課題の取組成果について検討し,外部有識者の委員から農業法人への普及指導方針等について質問や意見をいただきました。
 また,令和4年度栗原農業改良普及センター普及指導方針・普及指導計画について,意見を伺いました。
栗原普及センターでは,オンライン併用方式での検討会は,初めての試みでしたが,遠方の委員もオンラインで参加していただき,会場の委員と積極的な意見交換をすることができました。
 今回の普及活動検討会でいただいた助言・意見等については,今後,所内でとりまとめを行い,これからの普及活動に活かしていくこととしています。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9437 /FAX:0228-22-6144

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加工用ばれいしょ栽培検討会が開催されました

2022年02月08日 14時16分37秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
令和4年1月25日,迫川沿岸土地改良区主催の,加工用ばれいしょ栽培検討会が開催されました。検討会には,改良区管内でほ場整備事業を計画している地域の担い手5人が参加しました。
まず,カルビーポテト株式会社から全国の産地における生産状況や宮城県での作付け拡大に対する期待について説明がありました。さらに,JAみやぎ登米から「登米ぽてと組合」や生産支援策について,普及センターからは栽培上の留意点などについて説明しました。
参加者の地域では,ほ場整備にともなって導入する高収益作物の候補としてばれいしょが検討されており,栽培適性や生産者への支援について質疑が交わされ,品目選定の参考となる検討会となりました。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石巻地区4Hクラブに入りませんか?

2022年02月08日 11時29分30秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 石巻地区農村青少年クラブ連絡協議会(愛称:石巻地区4Hクラブ)は,水田,園芸,畜産など様々な部門で営農している20代から40代の男性14人で活動しており,毎月の定例会や,青空市での販売活動,視察研修など毎年様々なイベントを通して自己研鑽を行っています!1月28日にクラブ員2人と普及センター職員で管内の農業法人を訪問して,4Hクラブの紹介・勧誘活動を行いました。

*…*…*…*…*…☆石巻地区4Hクラブでは,新規会員を募集しています!☆…*…*…*…*…*
若手農業者の仲間がほしい,視野を広げて自己研鑽がしたい,自分で作った農産物の販売をしてみたい,そんな方におすすめです。
一緒に石巻地区の農業を盛り上げませんか?農業法人や個別農家問わず会員を募集しています。
石巻地区4Hクラブに入会いただくと,石巻地区のみならず,県内各地,さらには全国の若手農業者と交流できます。
ご興味のある方はどうぞお気軽に,普及センターまでご連絡ください。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…


 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和3年度栗原地域農業経営セミナーを開催しました

2022年02月08日 09時17分39秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 令和4年2月1日に,宮城県栗原合同庁舎において,令和3年度栗原地域農業経営セミナーを開催しました。本セミナーは,栗原管内の農業者を対象に,経営改善・発展の一助とすることを目的に,栗原農業改良普及センターと栗原市農業経営・生産対策推進会議が共催し, 管内農業者8名が参加しました。
 セミナーでは,一般社団法人食農共創プロデューサーズ 代表理事の長谷川潤一氏が講師となり,「時代の先を見据えたビジネス創出と人材づくり~そのための戦略と戦術視点~」と題し,ご講演をいただきました。なお,今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため,講師はオンラインでの参加となりました。
 講演では,コロナ禍での消費動向の変化,人口減少・高齢化など,日本の社会・経済は大きく変化しており,時代の変化に対応した経営戦略が必要となること,農業経営を発展させるための人材育成には,コミュニケーションが重要であること等について,お話しいただきました。
 参加者からは,「社会の変化に対応できるよう,今後の経営の参考にしていきたい」との声が聞かれ,今後の農業経営を考える上で,有意義なセミナーとなりました。

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404   FAX:0228-22-6144

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする