

夏の高校野球は、沖縄 「興南高校」 が春夏連覇を達成し
幕を閉じた。
猛暑の中での熱戦は、もう凄い! としか言いようがない。
例年、高校野球が終わると、秋の訪れを感じるように
なるのだが、猛暑日続きの今年は、果たして
そうなるのでしょうか。
前日の準決勝戦、 「興南×報徳」 の試合を観戦した。
次男の母校の出場だったので、私も応援しよう!と甲子園へ。
今年のチームはそれほど強いと思っていなかったが、
あれよあれよという間の、ベスト4進出だった。
炎天下にもかかわらず、外野席も満員。
今も高校野球のファンが根強いんだなあ~と実感!
さて、試合のほうは、「報徳」が序盤に5点を入れ、
このまま楽勝か?と思いきや、後半に逆転を許し、
決勝進出とはならなかった。
この瞬間に、何十年も前のことがふと思い出された。

高校1年の夏、私は甲子園の応援席にいた。
県大会の決勝戦で、わが校は強敵、「報徳」と対戦することに。
俄仕立てで応援団を結成し、バス1台を借り切って
淡路島から甲子園へと、乗り込んだのである。
当時の兵庫県大会はラッキーなことに、決勝戦のみ
甲子園を使用できた。
田舎暮らしの私には、野球の聖地 “甲子園” は憧れそのもの!
あと1勝すれば、またここで応援できるんだ~
などと、甘く考えていた。
ところが球場に入ると、その大きさに驚いたのも事実だけど、
球場全体が相手チームを応援しているかのような雰囲気。
私達の存在は余りにもちっぽけに思われ、完全に萎縮して
しまったのである。
わが校は、田舎の公立高校ゆえ部員は僅か11人、
こつこつと戦って決勝戦まできた。
相手は私立の強豪校、部員数からしてかないっこない。
善戦すれど 5-2で破れ、全国出場の夢は断たれてしまった。
グラウンドで泣きじゃくるクラスメートの姿に、
心痛めたのを覚えている。
今大会の準決勝戦を見ていて、あの時の情景が甦った。
「興南」は今春の優勝校で、その熱狂的な応援には圧倒されそう!
リードしていても、いつか追いつかれるのではという思いが
絶えず離れなかった。
そして、あと1点というところで・・・
決勝進出とはならなかった。
息子も仕事が休みであれば、応援に来ていたに違いない。
彼も小学校の頃から野球を始め、甲子園に出場したいという
思いから強豪校に進んだのだが、入部してすぐに挫折を味わい
野球を諦めてしまった。
彼の高校生活は寂しいものとなったが、
応援する形だけでも、野球に関わっていようと心の整理をつけ、
クラスメートが出場する甲子園で、声援を送るようになった。
かつてのクラスメートは現チームのコーチに!
何だか、不思議な縁で繋がっているんだな~と。
歴代の優勝校名がタイルに刻まれています。

第25回優勝が私の母校、どこか分かるでしょうか~^_^;

第63回優勝が、次男の卒業した高校です。
ちなみに、今年の夏は長男の母校も大阪代表として、
出場していました~(^^)
いつかここに名前が刻まれるようにと願いたい!
以上、~野球狂のつぶやき~でした。
さて熱戦の続いた高校野球も終わったということで、
そろそろ涼しくなるのでしょうかね~。