更新が途切れ途切れなので、ご心配をおかけして
おりますが、私は元気に過ごしています。
秋晴れの日、バスツアーに出かけてきました。
写真家の先生とご一緒するツアーで、車中DVDでの
プロフィールと作品の紹介があり。
和田山出身の藤原先生は、故郷を愛するあまり、
どこのバスガイドさんよりも丁寧で熱く、
但馬の風景案内をしてくださいましたよ。
紅葉を撮る時は逆光の方が綺麗とか、イチョウは曇り空が
いいとか、撮影のポイントや三脚の扱い方も教わりました。
お得感満載のツアーでしたね。
◆明延(あけぼの)鉱山
明治42年に錫鉱が発見され、「日本一の錫鉱山」
として栄えた。
昭和62年、世界的に金属の値段が下がったため
鉱量を残しながら閉山となる。
内部の見学は出来ますが、必ずヘルメット着用のこと。
全長550km、深さ1000mの坑道が続いていて、
迷子になったら帰って来られないかも。
小型の機関車が走ったレールが残っていたり、
ほぼ当時のままの状態を保っている。
巨大鉱脈の跡は高さ20mもあり、鉱脈の良好部が巨大な
空洞になっている。
オフセットストーパ 上に向かって掘削する機械
鉱物の運搬に使用した機関車
坑内は年間を通して13℃前後となっており、酒蔵として
日本酒の熟成に利用されている。
こちらのエレベーターで大型重機を分解して運び、地下で
組み立てられた。 今も重機は地下に眠っているという。
多くの山男たちが集まり、汗を流し、この地で大きな
賑わいを作りあげましたが、昭和62年円高と金属の
下落により、明延鉱山は閉山しました。
続いて神河町へ
「銀の馬車道」を散策することに。
◆銀の馬車道 (正式名 : 生野鉱山寮馬車道)
姫路・飾磨港から生野鉱山へと南北に貫く道で全長49km
吉富畑川原
こちらが唯一現存する「銀の馬車道」
2016年に発掘調査が行われ、マカダム式舗装が
確認されたのだそう。
紙子畑(みこばた)鉱山、明延鉱山、中瀬鉱山までの
「鉱石の道」と「銀の馬車道」は、鉱山遺跡群の魅力が
認められ、2017年4月に日本遺産に認定されました。
バスの中からも、藤原先生は銀の馬車道跡を探しながら
説明してくださり、貴重な体験でした。
どちらの方角に竹田城跡が見えるとか、今年は雲海が多く
出ているんだとかも。
まあ、こんなに詳しいガイドさんがいるでしょうか!
と感心したものでした。
銀の馬車道の道筋にあたる福崎町へ辿り着いたときは、
夕景が素晴らしくて、思わずカメラを向けました。
充実した1日を過ごせたことに感謝しましょう。