赤い石州瓦の屋根とベンガラ格子の続く町並み、
そこは─ ノスタルジックな世界 ─
標高550mの山地にある「吹屋」は、
とても静かな、静かな町でした。
地元の方たちに出会うと必ず、
どこから来たのと、声を掛けられましたよ。
そして名所の説明なども。(^^)
─ 吹屋 ─
江戸時代の後期から明治にかけて、銅山と
ベンガラの製造で栄えた。
旦那衆は石州(島根県)から宮大工の棟梁を招いて、
町全体を統一された建物にと。
─ 吹屋ふるさと村 ─
長尾醤油・酒店
郵便局もベンガラ格子。
入り口には、用はなくても「どうぞお入りください」と。
ただいま営業中でした~!
町の殆どがベンガラ色なんですね。
ところで、何故「吹屋」にやって来たのかというと・・・
旅番組で、ベンガラの町が紹介され、
一度見てみたいなあと。^_^;
特急「やくも」に乗り込み、岡山県・備中高梁駅へ。
そこからバスで行くこと約1時間、ベンガラの町
「吹屋」がありました。
着いたのがお昼過ぎ、早速 “いろり”にて山菜うどんの
昼食を。 シンプルでいいお出汁でした。
─ 吹屋小学校 ─
明治33年から42年にかけて建築され、
昨年3月まで現役の校舎として使用。
銅とベンガラの生産で栄えた吹屋の財力と、
人々の熱意を伝えるものとして貴重な建物。
児童数の減少により閉校となったが、
約1世紀もの間子どもと共に生きてきたという。
お疲れさまでしたぁ~!
旧片山邸の台所
片山家は、200年余りベンガラの製造・販売を
手がけた老舗。
吹屋ベンガラが栄えた江戸末期から明治の
時代背景をしのばせる屋敷構え。
暖かい日でしたが、屋敷内にはまだ雪が。
◆本当に静かな町並み、
ベンガラ色に統一されています。
帰りのバスを待つ間、「カフェ ふくろう」で
しばらく過ごすことに。
お店の方がとても気さくで、いろんな情報を
教えていただきました。
今度来る時には、青春18切符を利用して、
備中高梁に泊り、高梁市内を巡りたいと思う。