
人気の軍艦島上陸ツアーを体験してきました。
長崎港より、やまさ海運の「マルベージャ号」に
乗船して、いざ出航です!

天候は晴れですが、海が荒れると接岸が困難となり、
上陸が出来なくなってしまいます。
さて私達は、運良く軍艦島に上陸できたのでしょうか?


伊王島です。
伊王島大橋が開通し、車で渡れるようになったとか。
息子が挙式をした、“福田サンセットマリーナ”からも、
対岸にその景観を眺めることができました。
リゾート感溢れる癒しの島へ、ぜひとも行ってみたいなぁ~。

強風で船体はかなり揺れてたのですが、せっかくの海原を
間近で見ようとデッキへ。
軍艦島の姿が現れると、その異様な景観に、皆、
驚きと感動の声を挙げていました!
その存在自体が強烈なオーラを放っています。


長崎港から南西に位置する「端島(はしま)」。
高層アパートの建つ景観が、軍艦 「土佐」 に
似ていることから、「軍艦島」と呼ばれることに。
かつては海底炭鉱の島として栄えていた。
東西160m、南北480m、周囲1、2km の小さな島に
学校、病院、商店、映画館、神社 などがあったという。
炭鉱閉山後は廃墟の島となっていたが、2009年4月より
島に上陸し見学できることとなった。

天川(あまかわ)の護岸。
石灰と赤土を混ぜた天川の接着剤を
用いた石積み工法です。独特な景観ですね。
さて接岸が上手く行き、上陸の許可が出ましたー!!
まさしく、ラッキーです♪
その直後の便に乗船していた兄達は、接岸が
うまく行かず、上陸できなかったのですから。^_^;

炭鉱事務所前にて、ガイドさんの説明を受けます。
荒廃が進んでいるため、限られた部分しか見学できません。
レンガ造りの建物が事務所。
真ん中に見える空洞が共同浴場で、水は貴重なため
海水を利用したそうです。


倒壊した建物と、真新しい灯台の対比が印象的でした。

ちなみに、高台にある高級職員のアパートでは、
室内風呂があり、お水が使用できたそうです。
いつの時代にもそういう特区は存在するのですね。


30号棟、31号棟アパート。
鉱員の社宅でした。
大正5年に建てられたこのアパートは、日本最古の
鉄筋コンクリート造りの高層アパート。
地上7階、地下1階で、屋上では菜園も行われ、
地下には売店、1階には郵便局もあったのだとか。
島には最盛期で5300人もの人が住み、当時の東京の
9倍の人口密度でした。
また昭和30年代頃は三種の神器等、県下一の
電化普及率を誇ったほど人々の暮らしは、
潤っていました。
しかし、エネルギーの需要が石炭から石油に
移行したことで出炭量も減り、1974年の
炭鉱閉山後は無人島へと。

プールあと

共同浴場あと

異彩を放つ軍艦島への上陸ツアー、
歴史の重みを心に刻んだひとときでした。