連休を利用して、広島県の「三段峡」へ出かけてきました。
二段滝、三段滝の紅葉はほぼ見頃を迎えていましたが、
三段峡正面入り口付近はまだ色づきはじめという情報。
家族の休みはこの日しか取れないので、決行することに。
「三段峡」へはずっと前から行きたかったんですよね~(^^;)
『山水画の世界を徒歩で楽しめる秘境』ですもの!
今年開峡100年目を迎えたという事を知って、その思いは
より強くなるばかりで…
北広島はかなりの遠距離だし、紅葉シーズンは混雑して入峡が
難しいらしい。
前日から一泊して秘境を目指したい!
深入山の麓にある「いこいの村 ひろしま」に宿泊し、車で
まず「二段滝」、「三段滝」へ向かうことに。
宿舎の近く、深入山(しんにゅうざん)東登山口辺りの紅葉も
素晴らしく、こちらへもぜひ登ってみたいもの。
次回に挑戦したいと思います!
秘境のオアシス「葭ヶ原」の紅葉は見事!!
この辺りまでは、小鳥のさえずりなどを聞きながら
散策も余裕ですね。
二段滝へは超秘境なので、渡船に乗らないと行けません。
高さ20mほどの岸壁がそそり立ち、昼間でもうす暗く神秘的!
船頭さんはロープをつたいながら、船を進めていきます。
乗船して5分ほどで二段滝へ到着。
ここ数日の雨続きで、水量もかなり増えているのだとか。
よーく見てると、ん? 一段なのではないか…
そうなんです!
昔は二段だったのだけど、昭和63年の集中豪雨で一段が崩れて
しまい、今でも「二段滝」の名称で残っているのです。
再び船に乗り元の場所へ、次に「三段滝」を目指します。
途中、降雨のためびしょ濡れ。
えー、こんなはずじゃなかったのに…
出かける前から天気予報をずっとチェックしていて、予報では
「曇りのち晴れ」だったはず!
普段は折り畳み傘を携帯するのに、この日に限って不携帯。
最悪だわ~(ノД`)・゜・。
三段滝への道のりは険しいものでした!
途中の美しい景観に足を止めることもなく、落ち葉と雨で
ぬかるんだ道を、転ばぬようひたすら歩き続け、何とか
三段滝へ辿り着きました。
目の前を激流が流れるさまは感動もの!!
付近の紅葉もいい具合に色づいて、コントラストが素晴らしい。
晴天だとさぞかしいい写真が撮れたでしょうに…
雨で濡れた体を温めたく、急いで今来た道を引き返します。
駐車場横の休憩所でおぜんざいをいただくことに。
程よい甘さが広がり、ほっとひと息つけて助かりました。
衣服を着替えたくても夫はまだ下山しておらず、電話、メールも
繋がらなくて、暫くこのまま待つことでした。
やっと合流出来た私たちは、三段峡正面入り口へと向かう。
雨のせいか駐車場は空いていて、ここから「黒淵」を目指します!
近くのお店で昼食をとっていると、雨は益々激しく降り続き
これからの入峡を諦めかけていました。
暫く待っていると雨もあがったので、「やっぱり三段峡を歩こう!」
10分ほど遊歩道を進んでいると、「姉妹滝」が見えてきて。
その後も兜石、赤滝、女夫淵、五立、石桶など、美しい渓谷が
続きます。
「黒淵」にて再び渡船に。
いちばん深いところで11mもあり、水が黒く見えるので黒淵。
三段峡随一の景勝地で、よくポスターなどに使用される場所。
船に乗り100mもある絶壁を見渡せば、山水画の世界にいるかのよう。
黒淵荘で少し休憩し、すぐさま引き返すことにしました。
渡船は16時半まで運行され、片道でも往復でも利用可能。
今日は並ばずに乗船出来たけれど、紅葉時はかなり混み合うそうです。
下船すると既に16時を過ぎ、日暮れも近いので急ぎ下山しなくちゃ!
辺りには照明もなく、真っ暗闇に包まれてしまうとか。
17時過ぎには無事下山出来ました。
午前中に二段滝、三段滝を2時間で歩き、午後からは黒淵までを
やはり2時間かけて、合計4時間の散策でした。
諦めないで、目標を達成出来たことを嬉しく思います。
せっかく広島まで来たのですからね。
今は清々しい気持ちでいっぱい。
日本一の秘境散策を満喫しました~!!
(おまけ)
三段峡へ行く途中、福山へ立ち寄り息子たちと昼食を。
久しぶりに孫の顔を見て癒されました♪
「ボク、ねむいよ~」だって。