何ということでしょうか。
ゴールデンウィークは晴天続きだったのに、連休が
終わるや否や一転して、雨や強風が吹き荒れる寒い
日となりました。
そういう時にツアーに出かけるという運のなさで。
集合先は六甲アイランドのフェリー乗り場。
家を出る時もの凄い降雨となり、欠航するんじゃないの?
と思ったほど。
ずぶ濡れになりながら何とか神戸港へ辿り着き、
不安な気持ちでフェリーに乗り込むことに。
あ~、この先どうなるんだろう…
18時半に神戸港を出港し、明朝7時に新門司港到着の予定。
とりあえずフェリーの中は快適で、夕食を済ませ翌朝のパンと
スープ&サラダセットを予約し、あとはお風呂に入って寝るだけ。
明日こそは、よいお天気になりますように。(願)
こちらが予約していた朝食のパンで、くるみぱん、クロワッサン、
チョコクロワッサン、ウィンナーパンにスープ&サラダ。
焼きたてのパンはどれも柔らかくて美味しかった~♪
さてと、お天気のほうはどうなるのかな?
バスに乗車し、関門海峡を越え下関市の「角島大橋」へと。
雨こそ降らなかったけれど、天候はよくなりそうな気配もなく、
おまけに風力も強まってきたみたい。
本州と角島を結ぶ1780mの美しい橋、「角島大橋」
日が射せばエメラルドグリーンに輝く海が、きっと見られた筈‼
「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」の第3位にも選ばれた絶景!
ずっと前から来てみたかった場所なのに、その絶景を展望台から
眺めるには、余りにも風が強く寒くて…
すぐさまバスへ乗り込むことに。 残念過ぎますね!
角島灯台からの眺望も楽しみにしていたのに、強風のため
入り口は閉鎖され、ただ灯台を見上げるのみ。
これでは、行く先々が不安なんですけど~。
日本最西北の稲荷神社、「元乃隅稲成神社」へやって来ました。
断崖に沿って100m以上続く鳥居が全部で123基。
コバルトブルーの海と、朱色の鳥居のコントラストが素晴らしく、
こちらも「日本で最も美しい場所 31」に選出された絶景!
日本一入れづらいお賽銭箱がある神社とも。
強風が吹き荒れ、か弱い?私は吹き飛ばされそうでしたよ!
カメラも落とさないようにと必死で構え、次々と試練を
強いられるような体験に。
秋吉台へ到着した時には、もう台風に出合ったような心境で、
皆さん観光を諦め休憩していましたね。
もう強風の中の散策はいいかな…
唯一心が和んだのは、仙崎の町を訪ねたときでした。
童謡詩人「金子みすゞ」が生まれ育った仙崎。
2003年の生誕100年目に、生家跡に記念館が開館。
みすゞ通りにはやさしさに貫かれた彼女の作品が、あちこちに
掲げられていました。
26歳の若さで亡くなった彼女の人生は儚いですよね。
儚い故に、人々は惹きつけられるのでしょうか。
その短い生涯に512編もの作品を残したとききます。
仙崎の町に来られてよかった!!
雨は降っていたけれど、これからは「みすゞ晴れ」の
青空を期待しましょう。
いつしか爽やかな気分になっていました。
仙崎へ向かう途中の北長門でいただいた海鮮丼。
ちょうどいいボリュームだし、新鮮で美味しかった!
ひと通り観光も終え、そろそろフェリーに乗って、神戸港へ
帰るとしましょう。
早朝、明石海峡大橋を通過すると、また元の生活が待っています。
天候には恵まれなかったけれど、記憶に残る旅行になったかなと。
いや、確かに絶景を見る旅でした!