地球外生命を探すとなると、
やっぱり太陽のような恒星を回る地球に似た惑星が思いつきますよね。
でも最近注目されているのは、
木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドスにある地下海に、
生命が存在する可能性だったりします。
ひょっとすると地球外生命を探すのに、
太陽や地球といったキーワードは重要じゃないのかもしれません。
っということで今回は、
太陽型の恒星を探さなくても地球外生命探しは出来るというお話し。
ターゲットになる場所は、
太陽よりも小さくて低温な“矮星”を回る地球に似た系外惑星。
表面に液体の水が存在する可能性もあるので、
地球外生命探しへの期待が高まりますねー
生命存在の可能性がある場所
みずがめ座の方向39光年彼方、
太陽より小さくて暗い恒星“矮星”を公転している、
3つの惑星が見つかりました。
地球とほぼ同じ大きさで生命体が存在する可能性があり、
現在の科学技術で大気圏を分析できる距離にあるんですねー
今回の研究で使われたのは、
南米チリにあるヨーロッパ南天天文台の口径60センチ“トラピスト望遠鏡”。
“トラピスト望遠鏡”を使って、
望遠鏡光学望遠鏡で観測可能な大きすぎず高温過ぎない数十個の矮星を追跡調査しています。
そして、その中でも特に可能性が高い、
太陽の8分の1程度の大きさで、表面温度が太陽の半分以下の2400度と、
はるかに低温の矮星“TRAPPIST-1”に狙いを付けます。
赤褐色の暗い光が周期的に弱まる現象を詳しく分析し、
そこに3つの惑星を発見します。
矮星のそばを公転する惑星
惑星のうち2つの公転周期は1.5日と2.4日、
残りの1つも、数日から最大で約73日の公転周期でした。
いずれも公転軌道が矮星に近いので、惑星の表面温度が心配ですよねー
でも矮星は太陽よりも低温なので、惑星の表面は適度に温められることに…
“矮星”という低輝度の恒星から近い距離にある。
このことを考慮すると、
この3つの惑星に液体の水や生命に適した一定の気温を保つ地域が、
存在する可能性は十分ありそうですね。
広がる生命探査の領域
地球に似た惑星の探索は、
これまで、太陽のように巨大で高温な恒星の周囲を中心に行われてきました。
でも今回の発見により、超低温の矮星の周囲にも、
生命体が存在する可能性がある惑星があることが示されたんですねー
それに銀河系全体でみれば、
今回発見されたような惑星は数十億個も存在するそうです。
太陽の周囲にある恒星の約15%が“矮星”なんですが、
暗くて観測しにくいので詳しい分析は遅れていたんですねー
今後は生命探査の有望な候補地になりそうですね。
こちらの記事もどうぞ
地球に似た惑星の内部構造は、やっぱり地球に似ている
地球に似た惑星は、やはり太陽に似た恒星を回っている?
生命に適した惑星の9割は、これから誕生するようです。
やっぱり太陽のような恒星を回る地球に似た惑星が思いつきますよね。
でも最近注目されているのは、
木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドスにある地下海に、
生命が存在する可能性だったりします。
ひょっとすると地球外生命を探すのに、
太陽や地球といったキーワードは重要じゃないのかもしれません。
っということで今回は、
太陽型の恒星を探さなくても地球外生命探しは出来るというお話し。
ターゲットになる場所は、
太陽よりも小さくて低温な“矮星”を回る地球に似た系外惑星。
表面に液体の水が存在する可能性もあるので、
地球外生命探しへの期待が高まりますねー
生命存在の可能性がある場所
みずがめ座の方向39光年彼方、
太陽より小さくて暗い恒星“矮星”を公転している、
3つの惑星が見つかりました。
地球とほぼ同じ大きさで生命体が存在する可能性があり、
現在の科学技術で大気圏を分析できる距離にあるんですねー
今回の研究で使われたのは、
南米チリにあるヨーロッパ南天天文台の口径60センチ“トラピスト望遠鏡”。
“トラピスト望遠鏡”を使って、
望遠鏡光学望遠鏡で観測可能な大きすぎず高温過ぎない数十個の矮星を追跡調査しています。
そして、その中でも特に可能性が高い、
太陽の8分の1程度の大きさで、表面温度が太陽の半分以下の2400度と、
はるかに低温の矮星“TRAPPIST-1”に狙いを付けます。
赤褐色の暗い光が周期的に弱まる現象を詳しく分析し、
そこに3つの惑星を発見します。
![]() |
矮星(中央奥)を回る3惑星の1つ(イメージ図) |
矮星のそばを公転する惑星
惑星のうち2つの公転周期は1.5日と2.4日、
残りの1つも、数日から最大で約73日の公転周期でした。
いずれも公転軌道が矮星に近いので、惑星の表面温度が心配ですよねー
でも矮星は太陽よりも低温なので、惑星の表面は適度に温められることに…
“矮星”という低輝度の恒星から近い距離にある。
このことを考慮すると、
この3つの惑星に液体の水や生命に適した一定の気温を保つ地域が、
存在する可能性は十分ありそうですね。
広がる生命探査の領域
地球に似た惑星の探索は、
これまで、太陽のように巨大で高温な恒星の周囲を中心に行われてきました。
でも今回の発見により、超低温の矮星の周囲にも、
生命体が存在する可能性がある惑星があることが示されたんですねー
それに銀河系全体でみれば、
今回発見されたような惑星は数十億個も存在するそうです。
太陽の周囲にある恒星の約15%が“矮星”なんですが、
暗くて観測しにくいので詳しい分析は遅れていたんですねー
今後は生命探査の有望な候補地になりそうですね。
こちらの記事もどうぞ
地球に似た惑星の内部構造は、やっぱり地球に似ている
地球に似た惑星は、やはり太陽に似た恒星を回っている?
生命に適した惑星の9割は、これから誕生するようです。