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宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

生命を育んでいる可能性がある惑星が9個追加されました。

2016年05月20日 | 地球外生命っているの? 第2の地球は?
探査衛星“ケプラー”による観測で、
1284個の太陽系外惑星が新たに発見されたことをNASAが発表しました。

これで2倍以上に増えたのが、
“ケプラー”による観測で検出された系外惑星の数。

太陽とよく似た星を回る、
もう1つの地球が発見される可能性も高くなってきましたね。
太陽系外の惑星(イメージ図)


ハビタブルゾーン内にある惑星

2009年3月に打ち上げられた“ケプラー”は、
宇宙で8年目を迎えたNASAの系外惑星探査衛星です。

主な目的は恒星の明るさの変化から、
その恒星を公転している系外惑星を見つけ出すこと。

惑星が恒星(主星)の手前を通過(トランジット)する時に見られる、
わずかな減光から惑星の存在を検出するトランジット法で、
これまでに15万個に及ぶ恒星を捜査観測してきました。

特に期待されているのが、
「生命を維持できる可能性のある惑星を見つける」こと。

今までに見つかっている5000個近くに及ぶ惑星候補のうち、
これまでに3200個以上について検証が終わっていて、
そのうち2325個が“ケプラー”により発見されたものになります。

そして今回検証が終わった1284個の惑星のうち550個近くが、
その大きさから判断して、地球に似た岩石惑星である可能性があるそうです。

さらに、これらのうちの9個の軌道がハビタブルゾーン内にあるんですねー

ハビタブルゾーンとは生命生存可能領域のことです。

主星とそれを公転する惑星の距離が、
惑星上で液体の水が存在できる程度の表面温度を保てる範囲をいいます。

水が蒸発したり凍ったりしないために、
主星からの距離や、恒星の大きさが重要になるんですねー

これら9個が新たに追加されたことで、
公転軌道が主星のハビタブルゾーンにあり、
生命を育んでいる可能性があることが分かった太陽系外惑星は、
合計で21個になりました。

この中に大気や水をたたえた惑星が見つかればいいですね。


こちらの記事もどうぞ ⇒ 生命に適した惑星の9割は、これから誕生するようです。