先日、渋谷のシネ・アミューズでイタリア映画『ミルコのひかり』を拝見しました。イタリアフリークの友人の勧めでしたが、ほんっとに、よかった。『ニューシネマパラダイス』『ライフ・イズ・ビューティフル』と同じくらい、ワンダフル!で、大感動でした。
映画が大好きだった少年ミルコ。ある日不慮の事故により視力を失い、全寮制盲学校での生活を余儀無くされます。なかなか馴染めないミルコですが、ある時、テープレコーダー(私もNHK時代に使った「デンスケ」です)を使って音や声を記録し編集することで自分のイメージする世界を創りだせる面白さに気付きます。
「四季」を表すのに、身近にあるモノを使って、音を探りながら収録し編集していくミルコ。
ー新緑の森の中をそよぐ風、鳥や虫の声、風が吹き、窓や戸がなり、雨が降り始め、次第に強くなる。そして雨上がり、葉っぱから雫がこぼれる音。からりと晴れたひまわり畑に蜜蜂が飛び始めるー
いじめられっこだった少年がまずミルコの友だちになり協力。シャワーによる雨音、口で作る蜜蜂の音、窓を少し開け通る風の音などを一緒に採るうちに、どんどんイキイキしていきます。
寮の管理人の娘とミルコの出会い。秘密で音の童話劇を採り始めると、それに興味を持った周りの子どもたちがだんだんと参加し始めます。いじめの中核だった子まで。みんなで寮を抜け出して街の映画館へ行くシーンや、夢中で音を採り童話劇を演ずる様子は、本当に素敵で、胸が踊り、目頭が熱くなります。
そして、ラストの文化祭。集った観客全員に、先生は目隠しをさせ、子どもたちが表現する豊かな世界を視覚以外の全感覚で受取ってもらうのです。
盲目のサウンドデザイナー、ミルコ・メンカッチの少年時代の実話を基に描いたこの作品、盲目の子どもたちを取り巻く環境、彼らの感性や可能性に、はっとさせられます。
もちろん、作品全体のサウンドプロデュースは、ミルコ・メンカッチ本人です。
現在、渋谷シネ・アミューズで上映されています。ぜひぜひご覧下さい。
映画が大好きだった少年ミルコ。ある日不慮の事故により視力を失い、全寮制盲学校での生活を余儀無くされます。なかなか馴染めないミルコですが、ある時、テープレコーダー(私もNHK時代に使った「デンスケ」です)を使って音や声を記録し編集することで自分のイメージする世界を創りだせる面白さに気付きます。
「四季」を表すのに、身近にあるモノを使って、音を探りながら収録し編集していくミルコ。
ー新緑の森の中をそよぐ風、鳥や虫の声、風が吹き、窓や戸がなり、雨が降り始め、次第に強くなる。そして雨上がり、葉っぱから雫がこぼれる音。からりと晴れたひまわり畑に蜜蜂が飛び始めるー
いじめられっこだった少年がまずミルコの友だちになり協力。シャワーによる雨音、口で作る蜜蜂の音、窓を少し開け通る風の音などを一緒に採るうちに、どんどんイキイキしていきます。
寮の管理人の娘とミルコの出会い。秘密で音の童話劇を採り始めると、それに興味を持った周りの子どもたちがだんだんと参加し始めます。いじめの中核だった子まで。みんなで寮を抜け出して街の映画館へ行くシーンや、夢中で音を採り童話劇を演ずる様子は、本当に素敵で、胸が踊り、目頭が熱くなります。
そして、ラストの文化祭。集った観客全員に、先生は目隠しをさせ、子どもたちが表現する豊かな世界を視覚以外の全感覚で受取ってもらうのです。
盲目のサウンドデザイナー、ミルコ・メンカッチの少年時代の実話を基に描いたこの作品、盲目の子どもたちを取り巻く環境、彼らの感性や可能性に、はっとさせられます。
もちろん、作品全体のサウンドプロデュースは、ミルコ・メンカッチ本人です。
現在、渋谷シネ・アミューズで上映されています。ぜひぜひご覧下さい。