四谷区民ホールでの夏目漱石特別講演会にお連れ頂きました。
NPO法人漱石山房主催で、内容は、
第一部 早稲田大学名誉教授紅野敏郎氏の講演「漱石書簡の魅力と活力」
第二部 神田紅氏による講談「坊ちゃん」
漱石は様々な場所に移り住んでいますが、生まれたのも、亡くなったのも、新宿区内です。そんなわけで、新宿区の共催イベント。
漱石の書簡には、彼のユーモアやまじめさが出ていてなかなか面白く聞きました。
1時間半、長くて、聴きながら本が一冊読めてしまいそうでしたが…
「坊ちゃん」の講談はいま一つ。神田紅さんの声の張りは素晴らしいのですが、本来の作品が持つ文学の香りが抜け落ちてしまった、というのは同行の大先輩たちも同意見でした。落語や講談が好きだった漱石の文体はリズムがよく、それをそのまま活かし、シーンだけを削った台本だったそうですが、語りにもっとメリハリがあったらと残念。
芸のスタイルも大事ですが、やっぱり作品に添って語りはもっと自在に変化すべきものだという気がしました。
NPO法人漱石山房主催で、内容は、
第一部 早稲田大学名誉教授紅野敏郎氏の講演「漱石書簡の魅力と活力」
第二部 神田紅氏による講談「坊ちゃん」
漱石は様々な場所に移り住んでいますが、生まれたのも、亡くなったのも、新宿区内です。そんなわけで、新宿区の共催イベント。
漱石の書簡には、彼のユーモアやまじめさが出ていてなかなか面白く聞きました。
1時間半、長くて、聴きながら本が一冊読めてしまいそうでしたが…
「坊ちゃん」の講談はいま一つ。神田紅さんの声の張りは素晴らしいのですが、本来の作品が持つ文学の香りが抜け落ちてしまった、というのは同行の大先輩たちも同意見でした。落語や講談が好きだった漱石の文体はリズムがよく、それをそのまま活かし、シーンだけを削った台本だったそうですが、語りにもっとメリハリがあったらと残念。
芸のスタイルも大事ですが、やっぱり作品に添って語りはもっと自在に変化すべきものだという気がしました。