akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

『借りぐらしのアリエッティ』副音声ライブ

2012-11-25 | バリアフリー映画、福祉
バリアフリーさが映画祭最終日の今日、スタジオジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』の副音声ライブ上映をさせて頂きました。
エンディングイベントということもあり、会場いっぱいのお客様にご覧頂くことができ、感謝です。

絵もそうですが、効果音や音楽も本当に緻密に計算された作品です。人間目線のシーンでは人間世界の普通の音、アリエッティたち小人目線のシーンでは音量も音質も小人に聞こえるものになっています。

効果音や音楽がかなり大きい箇所は、そのままだとガイドが聞き取れないシーンになってしまいます。しかし、ガイドのために音量を下げ過ぎると作品を台なしにしかねません。(実際映画祭の中でも、ところどころ音の調整が悪く聴きとれない作品があり残念でした)
私自身は声の張りやマイク使いに気を配り、私のマネージャーさん(音響のプロでもあります)が映画自体の音量の微妙な調整をしてくれました。

子どもたちも大勢観てくれました。
視覚障がいの方からは「アニメは、主体の移り変りや展開がとても早くて、そのスピードと同時に内容をとらえて楽しむことは普段できないのに、スピードと流れに乗って全部楽しめた。すごい!語りの歯切れのよさも、効果音との間やタイミングも、とにかく心地いい」と感想をいただき、本当に嬉しかったです。

今年もお招き下さいましたバリアフリーさが映画祭に、心より感謝申し上げます。
みんなで一緒に楽しむバリアフリー映画祭、今後の発展を願っています。
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