クリスマスの夜。
神保町のギャラリースピノールで「人形愛」講座を覗く。
伴田良輔さんの映像作品『アリスマトニカ』を鑑賞し、そこに登場する等身大のラブドールのそばで、撮影のいきさつやラブドール(昔はダッチワイフと言った)の歴史、現在と未来のラブドールについて。
映像作品は、人形が主人公でセリフがなく、ストップモーションで少しずつ人形や周りのものを動かして作品化していて、不思議な世界に迷い込む面白さがあります。
ラブドールは初めて触りました。
シリコンで覆われた人形はとても冷たくて、でもそれなりの固さと柔らかさで、お湯などに入れると人肌のように温まるのだそう。
骨格となる鉄骨が入っていることもあり、一体25キロ…重い!!
一体50~70万円もするけれど、需要はあるのですね。
真っ暗になったら動きだしたりしゃべり出したりしそうな気配。
AIの時代、本当に人間のように寄り添う人形がそこかしこにいるようになるのかしら…
▲短編映画「アリスマトニカ」の主人公。
顔がクラシックなため、売れずに残っていたのを、伴田さんが気に入って映画化したそう。
▲伴田さんが一番気に入った子。目は開きません。聖母のようで美しいですが、
それゆえ?売れ残っていたようです。