akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

”シネマエール東北”宮古活弁公演

2012-06-17 | 活弁
シネマエール東北”の企画で、岩手県宮古市の映画館シネマリーンで活弁公演をさせていただきました。

3.11以降被災地巡回上映会をなさってきたシネマエール東北の100回記念特別企画ということでお招きいただきましたが、お客様もたくさん入って、よく笑って喜んでいただけて、なんとか務めを果たせた事にほっとしております。

生演奏は永田雅代さん。前日入りした私たちはまず、盛岡から宮古までの列車での道程の長さに驚きました。盛岡から1時間くらい走って「ようこそ宮古へ」の看板が見えたのでそろそろ到着かと思いきや、それから美しい新緑の山や川を見ながら揺られること一時間以上。
19時すぎに宮古に到着し、それから会場確認とリハーサル。
会場には、全国各地からメッセージを書いて寄せられた幸福の黄色いハンカチがはためいていて感動しました。

街中はかなり復興が進み、お店もだいぶ再開してきたということで、夜のネオンになんだかほっとしました。おいしい海鮮料理をいただき、もう一件…といきたいところでしたが、明日のため我慢。

当日は、朝まず「みやこさいがいエフエム」に出演し、シネマリーンの支配人櫛桁さんとともに公演のアピ-ル。
その後被災した海岸へ。

家が流され、瓦礫が撤去されてほとんど更地になった土地。「頑張っています、宮古」の大きな幟と鯉のぼりがはためいていて、土台だけが残されがらんとした土地には、草が生え、たくましく成長していました。
失ったものは計り知れませんが、復興に向かう町の生命力は力強く、とても貴く見えました。

上映会はとにかく楽しかったです。
『一寸法師』の活弁ワークショップでは、皆さんとても真剣に考えていらっしゃるようでしたのに、東北気質?恥ずかしがって誰も手を挙げてくれません。支配人の櫛桁さんが挑戦して下さり(さすが、上手い!)、もう一人支配人指名の男性も、宮古弁を交えて語って下さり、会場を沸かせてくれました。

『生れてはみたけれど』も、たくさんの笑い声が上がり、満員の会場の温かさに、私のほうが元気をいただいてしまいました。

このような機会を与えていただき、ありがとうございました。
宮古他被災地の復興と、映画応援団”シネマエール東北”の活躍、シネマリーンさんの発展を願っています。


★シネマエール東北巡回上映会100回記念特別企画 活弁シアターの上映レポートをいただきました。(7/13)

シネマエール東北 上映レポート
http://cinema-yell-tohoku.com/report/2012/06/post-90.html

CINEMARINE WEBLOG
http://cinemarine.blog45.fc2.com/blog-date-201206.html
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