美しい彼女。＜3,697本目＞

磨き上げているんです。

ダイエットとか、ついつい食べちゃうなぁ～とかいう次元ではありません。
自分の体を研ぎ澄ましている感じなのです。

ストイックなその取り組みが、魅力をどんどん引き出します。

そんな彼女が好きなのです。

正確には”彼女たち”。

世界陸上（2011）の話ですよ。

たまたま、ハイジャンプ（走り高跳び）の決勝をTV観戦です。
自分の身長よりも高いところにあるバーを見事にクリアしていきます。

助走から飛び終えるまでは10秒弱ぐらいのほんの一瞬です。

その一瞬にかけて集中力を高め、
タイミングを合わせます。

バーをクリアするときは、
スタートしてからマットに着地するまでに動きが実にスムースで美しい。

まるで、最初から描かれた軌道を
（スローモーションで）たどっているようだ。

それでも、指の先からつま先までがまさに”躍動”している。

体中の細胞が全部同じ方向（目的）に向かって集まっている感じだ。

これっぽっちの無駄もない。

フォームのきれいさが実力のバロメータにもなっている。

やはり、無駄がないきれいな動きは、
しっかりとしたトレーニングから生み出されるものなのだ。

陸上競技は、道具を使わず
カラダだけで勝負する競技が多い。

「走るだけ」「飛ぶだけ」はシンプルで簡単だ。
だからこそ、奥が深く、観ている者を引き込むむ魅力がある。

期待通りの200メートル男子決勝で優勝してしまうボルト選手もすごい。
世界中からの注目とプレッシャーを見事に集中力に変えて、
金メダルを勝ち取る。

彼も美しい。

美しいものに触れると自分もちょっと美しくなれる。
（かもね。）










雨風強い＠日曜日。
そろそろ秋を意識しながら来てくれてありがとうございます。