ゆっくりでもイイ。＜4,720本目＞

結婚60周年のダイヤモンド婚を終え、
さらに今年は62年目に入った日野の両親。

有難いことに、二人ともアタマはしっかりしているし自分の事は基本的に全部自分で出来る。
“自分たちに厳しい”両親なので、子供たちに迷惑をかけないように生活していることがよくわかる。

安全性のことはさておき、
父は母を乗せて自分で車を運転して出鰍ｯることも普通の動きだ。

それでも二人の身体的な衰えは否めない。
特に「足」だ。

赤ちゃんのよちよち歩きなら、
これからしっかり歩くようになるという期待があるが、
じじ、ばばのよぼよぼ歩きだ。
これからその歩みのスピードが早くなることはない。

それでも、よぼよぼでも自分の力で歩き、
時折ヒヤッとするよろけながらもなんとか進んでいる。
すたすたと歩けない。
これを自分たちもわかって受け入れているのだ。

その上でどうすれば、今後も長く動き続けている事ができるようになるかを模索しているようだ。
そして、ゆっくりながらでも前に進むことが大事なのだと教えてくれる。
あわてることはない、
歩みを止めなければたどり着けるのだ。

ビジネスと同じだ。
急に何かをやれば「劇的に売上が伸びた!」
などという話題は枚挙にいとまがないが、実は大したことではない。
“その後”どうなったかなどという検証もない。

目先に振り回されず、しっかりと自分の力をつけて、確実に進む。
そんなことがビジネスや人生においても大切なのだ。
足元をしっかり見つめることも時折やってみるといい。












晴＠最高予想24℃。
暑くなる季節に熱い思いで来てくれてありがとうございます。