麻生総理の発言「その元気な高齢者をいかに使うか。この人たちは働くことしか才能がない・・・云々」、言わんとすることは解らないでもないが、表面的にとらえると実に腹立たしい。こんな総理を選んだ議員がわが選挙区からの代議士であることに、自分自身にも腹が立つ。爺の同級生は今年満60歳になる。そこには、60歳で第一線を退いた人もいれば、働かなければ生活できない人もいる。爺も働かなければ生きていけない。
爺とて働きたくはない。晴耕雨読の生活がしたい。だが、爺はマクロ人間だと言われている。
「麻生さんの独特な言い方であって、悪意はない」と言っているマスコミもある。爺の生まれ育った町は漁師町でもある。「口は悪いが腹は無い」などとよく言われる。だが庶民の言葉と総理の言葉とを同じ次元で聞く訳にはいかない。
金持ち出身坊ちゃん育ちは、感覚が違うようだ。残念ながら、麻生さんには国家の指導者としての器量は無いように思えてきた。
そもそも、衆議院は下院だ。下院とは庶民の代表が選ばれるところだ。そこに金持ちの坊ちゃんが居るのは・・・・。麻生さんだけでなく今の政治屋はほとんど金持ちや官僚出身者が多い。と言っても、選挙に出るなと言えるものではない。衆議院が小選挙区制ならば、参議院は大選挙区とするなりして、選び方を変えなければ意味がない。同じような選挙方法だから同じような人間が選ばれる。
爺は選挙での独自の投票基準を20年ほど前から持っている。①65歳以上は選ばない。②10年以上その地位にいる人は選ばない。市長なら三期12年まで四選禁止ということだ。次回からは③(中央)官僚出身者は選ばない、という基準を追加しようかと思う。
全国に若い市長さんがどんどん誕生している。伊藤博文が総理になったのは確か48歳だと記憶している。良いことだ。もっと世代交代をしなければ!(世襲は反対だが・・・)
【その元気な高齢者をいかに使うか。この人たちは働くことしか才能がない・・・】ならば、【老いぼれた政治屋をいかに使うか(使い道が無いなあ)。この人たちは遊ぶことしか才能がない。65過ぎても国の将来のことを考えることはできない。自分の歳費を増やすことしか才能がないのだから・・・】
そこまで言われないように、爺の戯言であって欲しいものだ。悪夢であって欲しいものだ。