1枚のFAXが来た。
日羽協(日本羽毛製品協同組合/旧名:日本羽毛寝具製造協同組合)が羽毛のリフォーム認定工場の認定基準を変更しますという内容でした。
羽毛ふとんの普及率も今や100%を超えた(日本の人口以上に羽毛ふとんが販売されたということ)とか。リフォーム(仕立替え)をする方も非常に増えてきました。ところが、リフォームの方法は各社いろいろ。リフォームのレベルが違うのだ。このままではお客様にもご迷惑をお掛けすることになり、業界の信用問題にもなりかねないのです。
これからは、次に掲げる 3通りの方式に分類されます。
①リペア・側地交換方式 ・・・・・ 古い羽毛ふとんより側地を裂いて羽毛を取り出し、取り出した羽毛をそのまま充填する方法
②リフォーム・ダウンウォッシュ方式 ・・・・・ (a) 羽毛ふとんを丸洗いして、その後解体して、充填する 。 (b) 羽毛ふとんを解体して、羽毛を他の袋に入れて洗浄し、その後充填する (c) 羽毛ふとんを解体し、洗浄せずにスチーム加工をし、その後充填する
③ プレミアム・ダウンウォッシュ方式
羽毛ふとんを解体し個別に(袋に入れずに)専用洗浄機で水洗いし、その後充填する。 規定の殺菌・殺虫を施す。
②と③の大きな違いは、羽毛をふとんのまま・袋に入れて洗うか、専用のダウンウォッシュ機で羽毛を直接洗うかである。
Watakeiが行うリフォームは、羽毛を最も傷めず、ふんわりとリフレッシュする③のプレミアム・ダウンウォッシュ方式が原則である。
解体 → 人体に無害な液体で洗浄 → 乾燥・殺菌
羽毛ふとんの側生地だけを傷つけた場合は、①のリペア・側地交換方式で構わない、が、10年以上使用された場合は、やはりダウン自体をしっかりと洗いたい。また、使用する洗剤が強すぎると、必要以上にダウンの油脂分を取ってしまい、ダメージが大きくなる。
羽毛ふとんのリフォームはどこも同じではありません。内容をよく確かめて戴くのが良ろしいかと思います。
Watakeiの羽毛リフォームの特徴はもう一つある。
いつも言うように、日本には気持ちの良い春・秋もあるが、「暑い夏」「蒸し蒸しした梅雨」「寒い冬」、そして北海道から沖縄まで南北に長く、表日本と裏日本、海辺の町と山間部、もちろん個人個人の暑がり度寒がり度は違う。
だから、一律にリフォームするのは「如何なものか」ということだ。
普通立体キルト 二層立体キルト ツインダウン
と、Watakeiではいろいろなキルトが選択できる。今、弊店で最も人気のあるキルトは、「襟小立体キルト」である。
衿の部分を小さくし、羽毛の逃げを少なくするキルトだ。ツインダウンでも合い掛けは襟小キルトにすることはもちろん、可能だ。
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