ピーター・セラーズのクルーゾー警部を見てきた私に、スティーブ・マーティンのリメイク版がどう映ったのか…。
結果的には合格点であった。極めて分かりやすい、ベタと言ってよいほどのギャグ満載で、チャップリンやドリフの古典的なスラップ・スティックのコメディに近い物であった。無表情で(したり顔で?)勘違いな捜査を展開するマーティン扮するクルーゾー警部も、セラーズのクルーゾー警部に匹敵する強烈なキャラクターを生み出したと感じた。笑いどころはいろいろあるが、クルーゾーたちが終始フランス語なまりの英語を話しているものの、米語の先生の前ではさらにクルーゾー警部のフランス語なまりがきつくなり、「ハンバーガー」と発音できなかったり、不定詞"to"を「ドゥ」としか言えなかったりで、さっきまでもっと上手に英語を話してたろと突っ込みを入れたくなった(苦笑)。また、失敗の繰り返しの果てに、ラストであれよあれよという間に難事件を明快に解決してしまう姿に、あんたらは「トミーとマツ」(←古い?)かよ!とも思った(爆笑)。
しかし、主役マーティンに喰われたためか、脇役陣は非常に印象が弱い。特に、助手ポントン役のジャン・レノは、「ダ・ヴィンチ・コード」同様に存在感が薄く、出演する映画を間違ったのでは…と思ってしまった。
総合得点 86点
☆☆☆(好みが分かれるかな?)
結果的には合格点であった。極めて分かりやすい、ベタと言ってよいほどのギャグ満載で、チャップリンやドリフの古典的なスラップ・スティックのコメディに近い物であった。無表情で(したり顔で?)勘違いな捜査を展開するマーティン扮するクルーゾー警部も、セラーズのクルーゾー警部に匹敵する強烈なキャラクターを生み出したと感じた。笑いどころはいろいろあるが、クルーゾーたちが終始フランス語なまりの英語を話しているものの、米語の先生の前ではさらにクルーゾー警部のフランス語なまりがきつくなり、「ハンバーガー」と発音できなかったり、不定詞"to"を「ドゥ」としか言えなかったりで、さっきまでもっと上手に英語を話してたろと突っ込みを入れたくなった(苦笑)。また、失敗の繰り返しの果てに、ラストであれよあれよという間に難事件を明快に解決してしまう姿に、あんたらは「トミーとマツ」(←古い?)かよ!とも思った(爆笑)。
しかし、主役マーティンに喰われたためか、脇役陣は非常に印象が弱い。特に、助手ポントン役のジャン・レノは、「ダ・ヴィンチ・コード」同様に存在感が薄く、出演する映画を間違ったのでは…と思ってしまった。
総合得点 86点
☆☆☆(好みが分かれるかな?)