井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

フェリシア

2008-05-05 14:51:18 | Weblog
 先週、Yahoo!オークションで映画のDVDを3枚購入。未開封で「プロデューサーズ」と「フェリシア」、1回再生の美品中古「アメリカン・ビューティ」の3作品である。

 690円とか980円とかの一昔前では考えられない価格で映画のDVDが販売されているが、それはあくまでも「期間限定」であって、その期間を逃したら2度と販売されないか、3千円から4千円程度の通常価格に戻ってしまうのが普通である。そんな現状であるので、Yahoo!オークションのような趣味を通じた需要と供給で結ばれている場は貴重である。先の3作品は計約4千円で購入できた。

「プロデューサーズ」はメル・ブルックス監督の旧作の方で、いかがわしさが漂ってくるドタバタのコメディで理屈抜きに楽しむことができた。失敗作としてたった1回のミュージカル公演で終われれば大儲けできることを発見して、史上最低の脚本・演出・キャストを揃えるのだが、何故か観客に大受けしてしまい…。次の「アメリカン・ビューティ」はアメリカの家族が抱える一人一人の闇の部分に焦点を当てた非常にシリアスな作品であった。表面上は誇張があったりして笑える作品であるが、それぞれの生きる力はどこから湧き出され、どこへ向かうのか考えさせられた。「美しさ」「優しさ」「才能」などは上っ面なことで、結局、根源はリビドーだよ! 家族とか同級生とか同僚とかひとくくりの言葉でまとめようとしても、人間って1人1人違っていて、そりゃ無理だよってお話かな。内容には関係ないけれども、この2作品で共通しているのはなんと「ナチ」(笑)。ご覧になってください。

 最後に今日見たのが「フェリシア(公開時タイトルは「フェリシアの旅」)」。(「サイコ」+「コレクター」)÷2か。突然消えた恋人ジョニーを追ってアイルランドからイギリスのバーミンガムに渡ってきた少女フェリシアに声を掛けてきた親切な中年男性ヒルディッチ。実はヒルディッチは昔の母の面影から離れられず、家出したきたような少女たちを車で誘い込んで殺人を犯していたのである。これはストーリーの初めの頃からずっと語られているので、「サイコ」のラストシーンのようなどんでん返し的な衝撃はない。純粋なフェリシアと何か企んでいる中年の男・ヒルディッチとの映像的な対比が非常に面白いと感じた。