井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

映画「ヤッターマン」

2009-05-06 23:50:41 | Weblog
 家でごろごろすることが多かったこのゴールデンウィークでしたが、今日は結構活動的でした(笑)。午前は、母に「園芸用の土を買うから、ホームセンターに連れて行って。」と言われ、そのお供。午後からは、高校の時の同級生の義母様が亡くなったために告別式参加、次に久々にトレーニングジムへ、そして遅ればせながら映画「ヤッターマン」の鑑賞でした。

「ヤッターマン」は3月から公開していて、そろそろ終了のようです。本当はもっと早くに見たかったのですが、3月・4月は仕事が忙しく、延び延びになっていました。福島フォーラムでは現在、1日に1回のみ(午後4時30分から)の上映になっています。ちなみに今日の鑑賞者は8人でした。

 冒頭からヤッターワンとドロンボー一味のロボット・ダイドコロンとの対決でスピード感溢れる展開でした。その背景も渋谷をパロった「渋山」という街で、駅前にハッチ公像(竜の子プロの「みなしごハッチ」です!)があったり、「107」や「MMV」の看板があったりとよく見るほどに小技がちりばめられています。ほとんどのメカはCG合成で作られているようでしたが、実写のキャラクターと上手い具合に掛け合いができています。特に深田恭子のドロンジョが出色の出来で、アニメの持つ雰囲気を壊さずに深田ドロンジョ像を作りました。適度にセクシー、適度にドジッコなところが素晴らしいです。フカキョンだけでなく、生瀬ボヤッキーやケンコバ・トンズラーもアニメそのままの演技で安心して見ることができました。欲を言えば、アニメのキャラクターの言動を忠実に再現しようとしたことで、アニメを超える作品とはなっていない点と、悪役3人と比べるとヤッターマン1号の能天気さ・2号の嫉妬深さがストーリー上でこなれたものとなっていない点です。

 これは言っても無理かなぁ、アニメではトンズラーの豚鼻、ボヤッキーのへなへな天狗鼻(?)は自分自身の生身の鼻ですよね? でも、映画ではひもで顔に付けている付け鼻でした。メイクで自分の鼻らしくすることもできたのでしょうが、何ですぐに外れる付け鼻にしたのかが疑問です。

 筋も難しくなく、眠くなる場面もなく、動きで観客を引っ張っていく映画で、老若男女が楽しめると感じました。

  ☆ 総合得点  90点