「空気人形」を見て家に帰ってきましたが、これから年末に掛けて仕事が忙しくなり、映画どころではなくなりそうなので、「クヒオ大佐」を見終わってから塾へ行った二男を迎えに行くという条件で行ってきました。
(^_^;)
まずは……、松雪泰子の鼻が高くて、各シーンで付け鼻に見えました。この映画だからね(苦笑)。
まとまりのよい「空気人形」を見た同じ日に見られた「クヒオ大佐」は分が悪いのでしょうが、どっちつかずの中途半端感だけが残りました。冗長で、映画館では椅子を座り直す音があちらこちらで響いていました。B級ニュースの範疇に入るアメリカ軍人になりすました結婚詐欺師の物語は周知のことであったので、だまされる側の女性の心理を丹念に描いて欲しかったのですが、内面に迫る描写はほとんどありませんでした。また、ストーリー的には「クヒオ大佐危機一髪」です。ディカプリオ主演の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のように華麗に人々をだますシーンよりは、化けの皮がはがされそうになるシーン・クヒオ大佐がだまされそうになるシーンの寄せ集めです。でも、素直に笑えないのです。コメディ作品として成立させてもよかったのに、そうもなっていません。また、湾岸戦争での日米関係(日本は湾岸戦争の際にアメリカの要求に屈して莫大な資金援助したこと。)を所々で持ちだしてきますが、クヒオ大佐はそのアナロジーになりません。それとは全く関係ないです。何かしつこいです。
内面に迫ることができないので、インチキっぽい偽アメリカ軍人にだまされていく女性がただのおバカさんにしか見えません。残念です。ただ、ラストのクヒオ大佐が自分の生い立ちを虚々実々混ぜ合わせて回想シーンで見せるあたりは上手くまとめてくれるのかなと思いましたが、アメリカ軍が助けに…(以下略)となると、監督や脚本家は本気でやる気があるのかなと思ってしまいました。
だまされたのは観客でした。今日はメンズデイだったから、被害額は入場料1,000円だったけど。
☆ 総合得点 72点
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まずは……、松雪泰子の鼻が高くて、各シーンで付け鼻に見えました。この映画だからね(苦笑)。
まとまりのよい「空気人形」を見た同じ日に見られた「クヒオ大佐」は分が悪いのでしょうが、どっちつかずの中途半端感だけが残りました。冗長で、映画館では椅子を座り直す音があちらこちらで響いていました。B級ニュースの範疇に入るアメリカ軍人になりすました結婚詐欺師の物語は周知のことであったので、だまされる側の女性の心理を丹念に描いて欲しかったのですが、内面に迫る描写はほとんどありませんでした。また、ストーリー的には「クヒオ大佐危機一髪」です。ディカプリオ主演の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のように華麗に人々をだますシーンよりは、化けの皮がはがされそうになるシーン・クヒオ大佐がだまされそうになるシーンの寄せ集めです。でも、素直に笑えないのです。コメディ作品として成立させてもよかったのに、そうもなっていません。また、湾岸戦争での日米関係(日本は湾岸戦争の際にアメリカの要求に屈して莫大な資金援助したこと。)を所々で持ちだしてきますが、クヒオ大佐はそのアナロジーになりません。それとは全く関係ないです。何かしつこいです。
内面に迫ることができないので、インチキっぽい偽アメリカ軍人にだまされていく女性がただのおバカさんにしか見えません。残念です。ただ、ラストのクヒオ大佐が自分の生い立ちを虚々実々混ぜ合わせて回想シーンで見せるあたりは上手くまとめてくれるのかなと思いましたが、アメリカ軍が助けに…(以下略)となると、監督や脚本家は本気でやる気があるのかなと思ってしまいました。
だまされたのは観客でした。今日はメンズデイだったから、被害額は入場料1,000円だったけど。
☆ 総合得点 72点