昨日たまたまネット上で、6月25日に矢野絢也元公明委員長が日本外国特派員協会で、創価学会提訴についてスピーチしたのを見た。
その内容は文芸春秋8月号の「創価学会が脅えた私の極秘メモ」とほぼ同じようだが、同誌の記事とスピーチの中で気になった点を上げててみた。
[創価学会のやり方]
・学会から矢野さんの自宅を売って代金約億円を寄付しろと強要された。
・矢野さんは平成17年5月に同会青年部幹部5名にとり囲まれ、査問会同様に吊るし上げにあい、予め彼らが用意していた文書に署名させられ、政治評論家としての活動停止を約束されられた。
そのとき「人命に関わるかもしれない」とか「息子さんが外国で活動しているが、彼がどうなっとても良いのか」と脅迫まがいのことを言われた。
・元参議院議員他3名が同じ月に、矢野さんの家で彼らの求めに応じなければ何をされるか判らないと言い方で、矢野さんの30年にも及ぶ、政治活動に関する約百冊に及ぶ手帳や矢野さんの個人情報の書類を家捜しまでして持ち去った。
・17年4月ころから身元不詳の人達が交代で矢野さんの自宅近くに設置した監視カメラ などで監視し、矢野夫妻や秘書が外出するたびに、10名前後の人達が4ー5台の車で尾行したり、地下鉄のフォームで矢野さんの真後ろに立ったり、十字路で矢野さんの前で車に急ブレーキなどした。
・また矢野さんは公明党委員長として創価学会が不利になるような多くの情報のもみ消し工作をした。
・今まで黙っていたが、この儘では政治的に大きな影響力を受けている日本の為にも、創価学会や公明党のためにもならぬと考えを変えて、提訴したりこの種の会合で発言するようにした。
・国会から参考人招致があれば喜んで応じるし、その際は矢野さんの一方的な発言だけは不公平なので学会側からも是非でて貰いたい。
私は矢野さんが、評論活動を始めたが直ぐ止めた事、そして創価学会と揉めていることは知っていたが、矢野さんが受けた仕打ちはこれ程酷いとは思わなかった。
創価学会の今までの数々の紛争の処理の仕方からみると、如何にもありそうな事だが、矢野さんも言っているように一方的な発言なので、政教新聞や機関紙などによる矢野さんへの個人攻撃でなく、矢野さんの示した事実に対する創価学会と公明党の意見も聞きたいものだ。
[矢野さんの国会への参考人招致]
これに対して、国民新党の亀井静香代表代行は4日、読売新聞のインタビューに応じ、矢野絢也・元公明党委員長が政治評論家活動中止の強要などの人権侵害を創価学会から受けたとして提訴した問題について、「当然、臨時国会で取り上げざるを得ない。言論封殺の指摘があった以上、民主主義の観点から事情を聞く必要がある」と述べ、臨時国会で矢野氏の参考人招致などを求める考えを示した。 (読売新聞より)そうだ。
参考人招致の影響
参考人招致は野党が多数占める参議院ではやろうと思えば出来る筈だ。
然し矢野さんの招致は話がどう転がって行っても(詰まり矢野さんが不利な結果に終わっても)、創価学会や衰退気味の公明党は勿論、同党の応援無しには当選が覚束ない議員を多く抱える自民党にとって大きな打撃を受けることはほぼ間違いないだろう。
しかも、それと基本的な問題として、参考人招致が今でもぎくしゃくしている自民、公明の間に大きな楔となるかも知れない。
参考人招致を妨げるもの
・それで公明党、創価学会は勿論、自民も参考人招致にあらゆる手段を使ってくる
・政界の黒幕がまた出てくる
・創価学会から広告や印刷などによる収入を得ている新聞の報道や社説による抵抗
・政権奪回しか眼を向いてない小沢さんは、それを確実にするための自民、公明の楔を打つ手段として、参考人招致でキッパリと公明党と以後の関係を断つか、招致を止めて公明党に恩を売り、将来公明党と提携を模索する
これからの参考人招致に関する動きは、国民に創価学会、公明党、自民党、民主党(特に小沢さん)マスコミの裏の姿や本音が判る貴重に情報を与えて呉れるものとして注目に値するものになるだろう。
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