産経の民主党分裂の危機…そして政権は混沌の時代へと の報道の概略です。
・民主党のメルトダウンが始まった
・小沢氏が新党結成の可能性に言及
・党執行部は役員会で小沢氏の国会招致への流れを作り、招致に応じなければ小沢氏の処分も辞さない構え
・小沢氏の国会招致を目指す岡田克也幹事長ら党執行部ヘの批判
・岡田氏は防戦に追われた。「小沢氏は政治倫理審査会に出てきて説明するのが望ましい」と改めて主張したが、小沢氏の国会招致に向けて検討していた緊急役員会の開催については「そういう予定はない」と断念する意向
・首相に近い議員からは「政倫審の議決によって小沢氏の国会招致を求める」ことをあえて多数決で決めることも視野に入れ、一歩も引かぬ構えだ。
政倫審の開催には委員の3分の1以上による申し立てと過半数による議決が必要だが、主戦論者からは反小沢派の議員で委員を固める案が検討
鉢呂吉雄国対委員長は、公明党の漆原良夫国対委員長に政倫審実現に向けた協力を要請。漆原氏も応じる意向
・反小沢氏の立場に立つベテラン議員:小沢氏が国会招致に応じないときは、「(党が)分裂するならすればいい。そうしたら解散だ」と言い放った。
民主党の内紛がここまで過熱する背景には、来年の通常国会や来春の統一地方選をにらみ、「菅政権のままでは持たない」との観測が強まる一方、「ポスト菅も党内に見あたらない」という事情がある。内閣支持率も下がり続けているが、誰もが明確な出口戦略を描けていない。
小沢氏が新党結成の可能性に言及した。問題は民主党内で小沢氏と行動を共にする議員が何人いるかという点だ。
しかし、衆院議員のうち六十数人が民主党を離脱すれば、衆院の過半数を割り込むことも事実だ。
・首相は新党改革の舛添要一代表と会談
・舛添氏は8日には小沢氏と鳩山由紀夫前首相、鳩山邦夫元総務相とも会談
・首相と11月18日と会談した与謝野馨・たちあがれ日本共同代表は近く、小沢氏と囲碁をする
[外野から見た民主党の動き]
・小沢さんはついさっきまで、国会の要請がああればそれに応ずると言っていたのに、そしてその時から起訴される条件は変わらないのに、今となって拒否しているのは何故でしょう。
外野から見れば彼は自分の国会招致と言う不利な立場を利用して、民主党内で得意の権力争いに持ち込もうとしているように見えて仕方がないのですが。
・産経は新党を作ったときに小沢さんについて行くのは60人前後と予想していますが、起訴されることは確実な彼に何人ついて行くのでしょう。
何故なら限りなく黒に近いと国民が思っている、小沢さんの「政治と金」の問題に頬被りしている小沢さんに付いて言っても、次の選挙に勝てる道理はないからです。
・菅さんの今の不利な立場にあるのは、消費税増税やTPP参加など急に言い出したこともありますが、尖閣、北方領土問題の処理も一つの原因ですが、その基本にあるのは元鳩山首相、元幹事長の小沢さん時代に日米関係をぎくしゃくさせ、その隙間を中国やロシヤにつけ込まれたと言われています。
・今日本は中国など新興国の台頭に伴う経済環境の激変、中国の領土拡大政策、北方領土問題、止まらない少子高齢化にともなう社会福祉のための支出の増大など、解決困難な問題が山積しています。
そんな今党内抗争をしているときでしょうか。
・政権交代の定着を期待している私としては、もし民主党政権が今のままで政権から陥落すれば、奪回のチャンス限りなく遠くなると思っています。
何故なら自民党の牛の歩みですが、敗戦の反省から確実に体制一新の道を歩んでいるからです。
・自民党と言えば麻生さんの時にも党内抗争がありましたが、小泉改革の推進と彼らから見れば弱腰に見える麻生内閣への批判と言う政策論争でした。
今回の小沢支持グループの発言には、この政策論争が全くありません。
これからみても彼らは小沢さんの党内政局の争いに巻き込まれているような気がするのですが。
・国内外と党内の厳しい環境の中で菅政権と民主党が先ずやるべきことは、党員の団結と、民主党の現実離れしているマニフェストに基づく政策に対する論争だと思うのですが。
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