最近の民主党の動きには首を捻ることばかりです。
党分裂避けるべき…小沢氏が鳩山、輿石両氏と会談
民主党の小沢一郎元代表は12日夜、東京都内のホテルで鳩山前首相、輿石東参院議員会長と会談した。
小沢氏の国会招致問題について、岡田幹事長が13日の役員会で意見集約する方針を示していることに対し、多数決などの手段を取って党分裂につながるような事態は避けるべきだとの考えで一致した。
・国民から全く信頼を失った鳩山さんが党内でまだ影響力があると思っている、小沢さんと民主党員?
鳩山さんは普天間基地問題の素人の私でも首を捻っていた「国外、少なくとも県外」の問題発言を繰り返し、国にとっても民主党に取っても完全なデッドロックに乗り上げさせてしまいました。
それが今の管政権に取っては同問題と、それから発生したとされる尖閣諸島問題、北方領土問題などとても背負い切れない重荷になっています。
それと同問題に対する鳩山さんの「海兵隊を含む抑止力について学習した」と一国の首相としては考えられない発言。
議員辞職発言の撤回などなど、国民の殆ど大多数は彼の言うことを信用していないと思いますし、彼が発言すればするほど民主党のイメージダウンに繋がっているようです。
窮地に立った小沢さんが(多分内心では小馬鹿にしている)鳩山さんでも縋るのは判りますが、その他の民主党員の何人が鳩山さんを信用しているのでしょうか。
すが。
・前々から国会招致があれば、進んで出席すると言ってい小沢さんの変節?(小沢さんに就いては前回のエントリーもご参照下さい。)
所が今は「仮に衆院政治倫理審査会をクリアしても野党は証人喚問を要求して来るだけだ」として岡田さんの国会招致受託の要請を拒否しています。
小沢さんというこの道のベテランが、このようなことがあるのは当初の「国会招致受諾」発言のとき分かりきった筈だと思うのですが。
三者会談で党の分裂を避けるためには、国会招致を受け入れ、そして(多分党の方針である)証人喚問を拒否し、党内が一致団結してことに当たるべきだと思うのですが。
小沢さんの発言が真反対に変わった理由として唯一想像できるのは、検察審査会の議決の効力停止などを申し立てた特別抗告に対し、 最高裁で棄却されて、起訴が決定的になり、作戦の変更を余儀なくされたのかも知れませんが、仮にそうだとしても発言のブレについて党員に説明すべだと思います。
・社民党の福島さんに「私がぶち切れなくてすむようによろしくお願いします」といわれても社民党と連携強化を図る菅政権?
これは勿論民主党が決めた防衛大綱の中の武器輸出三原則の緩和反対、普天間基地の県外移設の主張に付いて、福島さんの言う通りにしてくれと言っているのですが、党内には社民党との連携で「安全保障政策が骨抜きにされかねないとか、「社民党に3原則で譲ると、二歩、三歩と譲らなければならなくなる。安全保障政策で歩み寄れないことを首相は分かっているのか」との声が出ているそうです。
武器輸出三原則については、また私の言う政治家の先送り手法でなんとか凌げても、普天間基地問題は今の儘では固定化に繋がり、今後何か周辺で事故や事件が起これば、政治家やマスコミの攻撃の種のなるのは間違いないと思います。
報道によればオバマさんも、来年春まだの何らかの進展を遠回しに要求したそうで、県外移転を主張する福島さんを抱えて、民主党と政権はどのように処理して積りなんでしょうか。
小沢さんは今回の茨城県議選で惨敗すれは、党内で大きな動きになる、その時の自派の若手の活躍を期待すると言って居ましたが、候補者約23人立てて今までの6議席か取れない大惨敗をしました。
その一方岡田さんは今日役員会で小沢氏招致について議論するとしているそうです。
前にも書きましたが、日本は未曽有の経済危機、民主党は政権陥落の危機にこの有り様では正に烏合の衆です。
小沢さん支持グループの人達は自分たちのやっていることは、世論とはかけ離れた民主党と言う密室のなかでの争いであること、そして口では大義名分を唱えていても内心では次の選挙のことを考えているる人達は、そんなことをしている自分たち自身が選挙区の人達からどう思われてていることを知るべきです。
・民主党本部内紛に何も言わない地方支部の人達?
麻生政権末期のときもちょっとした内部紛争がありましたが、その時は都議連を始め地方支部の人達からの自民党本部へクレームが報道されていましたが、今回の民主党の内紛は自民党の内紛に比べてはるかに深刻なのに、地方から党本部への抗議の声が報道されていないのは何故でしょう?
(12日13.00現在記)
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